アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

遊びが「難しい」と感じてしまう

2018-09-24 11:09:08 | アートセラピー
大変ご無沙汰してしまいました。

8月暑すぎ。

9月もやっと落ち着いてきて・・・と思ったら、こんなに空いてしまった・・・

今日は久しぶりにアートセラピーの話題です。

夏の間、あまりの酷暑でお休みにしていた小学校5年生のMちゃんと、そのお母さんが
昨日一緒にパステルのワークをしました。

お母さんはパステルに触れるのが超久しぶりだし、Mちゃんも久しぶりだったので
難しい事はしないで、軽く遊ぼうと思いました。

大きな画用紙に好きなようにマスキングテープを貼って、その中を好きなように塗り、
最後にテープをはがして、出来映えを楽しむというワークです。

好きなように出来て簡単で楽しいよね・・・と思いきや!

真白な画用紙とマスキングテープを目の前にしたお二人は、しばし呆然。

マスキングテープを貼った後も、なかなかに動きません。

そう、「自由な表現」って意外に難しいんですね。

「こういう作品を創りましょう」という見本が、つまりゴールがあった方がやりやすいんですね。

見本やゴールが無いのは不安なことなのでしょう。

私たちの日常は、「決まったことをする」「あたりまえに行くべきゴールがある」ことの連続なのかもしれません。

しばらくするうちに、お二人とも集中して塗り始め、やがて作品は完成しました。

プロセスをそれなり楽しんでいたようです、特にお母さんの方は。

こちらはお母さんの作品です。


でも、小学校5年生のMちゃんは「疲れた」と言っていました。

これはMちゃんの作品。


学校生活というのは、ゴールに向かっていく作業の連続だもんね。

案外、自由な表現は子どものほうが得意というのは幻想かもしれないとも思っちゃった。

でも、途中はどうあれ、お二人の作品、とってもステキです!

だからこそ、アートセラピーは必要なのかも、とも思いましたよ。

ああ、見出し画像は私の作品。

結局私が一番遊びました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿