アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ママたちのコラージュ・ボックス

2019-03-15 16:45:30 | アートセラピー
先日、地元の子育て広場で「コラージュ・ボックス」のワークをいたしました。

コラージュ・ボックスは、画用紙に貼るコラージュと違い、空き箱に切り抜いたモチーフを
貼っていきます。

箱は立体ですから、上も横も底もあります。

外側だけでなく、蓋を開ければ内側もあり、その内側もさらに、目につきやすい場所と目につきにくい
場所があります。

誰にでもすぐに見える場所に何を貼ろうか?

私しか知らない場所に何を貼ろうか?

何を貼りたいか選んで切る段階、どこに貼るか決める段階、けっこう悩みます。

画用紙のコラージュのように「エイヤー!」という勢いとノリではいかないのが、
コラージュボックスだと思います。

たくさん考え、たくさん悩みます。

その時間がとっても大事。

悩む、と書いてしまいましたが、実際は自分と会話している、自分と相談している時間なんです。

だから、とっても大切な時間なんですね。

ですから、このワークは「自分と相談するワーク」であって、それが表現された形がコラージュボックスなので
「自分と相談する」「自分の気持ちを聞いてみる」時間こそが主人公なので、そちらにたくさん時間をかけた結果
箱が途中までしか仕上がらなかったとしても、全く問題ではありません。

むしろ、箱が完成しなかったということは、「自分自身とじっくり時間を掛けてお話しできた」
ということなので、参加者にとってはとても価値ある時間だったということなのです。

ここが、アートセラピーとクラフト作りの決定的違いなのです。

クラフト作りは完成させることが目的。

アートセラピーでは作っているプロセスが大事。

作りながら自分はどこで迷ったか、それは何故か、どこに何を貼った時に喜び、解放感、爽快感などを感じたか・・・

そのひとつひとつのプロセスこそ、その人の宝物になるのです。

ではでは、箱の上面→内側部分の順に載せていきますね。













どうです?

みんなステキでしょ?


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