アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ガマ君?

2010-06-19 13:24:34 | 日記
何日か前、住んでいるマンションの下の方から
「ギュッ ギュッ ギュッ」
という、何か固いものどうしをこすりつけるような、不思議な音がしました。

「下の階の人が、なにか特別なものを掃除しているのだろうか。それともリフォームかな?」
などと考えていました。

聞いたこともない音だったのです。

が、それから、その不思議な音を何回も聞きまして、しかも早朝だの夕方だのに頻繁に聞きまして
「う~ん、これは掃除とかリフォームではなさそうだわ・・・で、何??」
と、なりました。

けっこう大きな音なのですよ。
3階にいても、「ややや?」と思うくらい。
窓を閉めていても聞こえるし。

で、しばらく聞いたり考えたりしているうちに、これはもしかすると、ガマガエル君では
ないかと思うようになりました。

鳴き方のタイミングとか、そう考えると、すごくつじづまがあうのです。
それに、自然界の生き物って、すごく大きい声で鳴くでしょ。

蝉なんて、あんな小さな体なのにすごい声量だよね。

カラスだって、空高く飛んでいても、その声はよく聞こえます。
どうかして、ベランダのすぐ近くに来て鳴いた時があって、すごく恐かった。
思わず窓を閉めました。

ガマ君かぁ・・・そういえば、うちの子ども達が小さい頃、やっぱりこのマンションにガマ君が
いたことがあって、人気者だったなぁ。

そのころマンションには、うちの子達も含めて、いっぱい子どもがいたんですが、みんな
ガマ君を見つけるや、時も所もおかまいなくしゃがみこみ、しみじみガマ君をながめたり、
親しげに話しかけたりしておりました。

あれは、子どもの特権だよねぇ。
ワタクシがそれをやったら
「大丈夫か?あのオバサン。心に鬱屈でもあるのか?」
ということになろう・・・。

もう何年も前の話だから、あのガマ君とは違うと思うけど、なんか嬉しいなあ。

「ひとりコラージュ」をしてみたい方へ。

2010-06-17 17:33:01 | アートセラピー
コメント欄にてmoguさんから、自分でコラージュをしても良いかというご質問をいただきました。

もちろん、大丈夫です。
楽しいですよ。

ついでに、私がコラージュの講座で皆さんにお伝えしていることも、書いておきますね。
これは、あくまで私のアートセラピーの考え方や方法ですので、これが唯一絶対なんて
思わなくていいですヨ。

まず、一番大切に思うのは、このコラージュはプロセスワークであることです。

「結果」「完成品」を意識するのではなく、作っている過程を、心から楽しみ、大切にして
ほしいということです。

私たちの日常では、例えばお料理のように
「こういうものを作ろう」
と、完成図を頭に描き、それを理想形として、それに向かって作り上げていく作業の方が
圧倒的に多いのではないかと思います。

が、私のコラージュでは、その、慣れ親しんだ日常の作業の真逆をします。

「こういうものを作りたい完成図」は、ありません。

絵や写真を選んでいる時、「これを切ろう」と切っているとき、切り貯めたものを並べている時、
いよいよ位置が決まって貼る時、すべての瞬間において
「今、これで自分は一番満足。すごく嬉しい、楽しい。」
というのが大事です。

完成したときの見た目は、全く問題ではありません。
自分の気持ちに誠実だったか、満足したか、だけが問題なのです。

そういう、嬉しく楽しく満足な瞬間瞬間がつながって、時間(60分~長くても90分)
がきたら、
「あーら、こんなすてきなものができちゃった」
という感じ。

平たく言えば「成り行き」ですね。

このプロセスで行うことにより、結果にとらわれることなく、自由に自分を表現することを
楽しめると思います。

そして、「自由な表現」が、自分の内側に深い癒しをもたらすことも、
体感できるのではないかと思います。

出来上がった作品の裏側には、日付とタイトルを書いておくとよいと思います。
普通の日記のように言葉が無いぶん、逆に非常に雄弁なあなたの日記になることでしょう。

いつか、遠方の方々とも、「コラージュの通信ワーク」みたいなのやりたいなあ、
と、思ってるんですよ・・・。

6月ママたちのコラージュ 4

2010-06-16 15:01:30 | コラージュ作品
さて、こちらのママの作品ですが、5月22日にご紹介した作品と同じママによるものです。

ヨーロッパのさりげない日常風景(どういうわけか、これがすごいサマになるんですよね、ヨーロッパって)
が、さまざまな角度から切り取られています。

5月の作品の続きみたいな感じですね。
ご本人もそうおっしゃっていました。

新しい扉がひとつ開くと、しばらくは、そこから見える世界というか景色を楽しむ、といった
感覚かもしれませんね。

画面全体に、光が満ちあふれています。

屋外風景が多いためか、とても明るくて開放的な印象です。

マルシェにもカフェにも大勢の人がいて、外での買い物や食事を楽しんでいます。

向こうの人って、ほんと、お外で食事したりコーヒー飲んだりビール飲んだりしますよね。
日焼けとか美白とか、気にしないのかね。

ワタクシなんて、ちょっとのことでも、日傘だ帽子だ(今日もつば広帽子買ってしまった)
UVクリームだって大変なのに。
話がそれました。

今まで、大人の人物を貼ることが少なかった方なので
「人がたくさんいますね。」
と言いましたら
「たくさん人がいるって、好きなんです。たくさんの人にまぎれてしまえば、自分が目立たなくて
すむから。その方が疲れないです。人が少ない場所より、大勢の人がいる都会の方が楽。」

と、おっしゃっていました。

へえ!
そういう考え方もあるんですね!

で、タイトルは「どこかへ向かう道」

画面下方に、二つの大きな道が見えます。
いずれも、左側にぐうっと曲がってのびています。

この道の続きは、どうなっているんでしょうね?
見えないし、わかりません。
でも、よく見ると、その曲がり角の場所には、いっぱい陽がさしているのが見えますよ。

6月ママたちのコラージュ 3

2010-06-15 17:19:22 | コラージュ作品
こちらの作品。
タイトルは「ゆっくりと一歩を進める」です。

ゆっくりと一歩一歩歩くラクダのキャラバン。
車よりは、はるかにゆっくり走る馬車。

きれいなお花のコサージュも、一枚一枚、ていねいに手で重ねて作ったものですし、
画面左下の方では、おじさんが一針一針、革靴を縫い上げています。

毛糸も羊さんの羊毛から・・・。

中央上の、バットを持つ野球選手の絵は、この画像ではちょっとわかりにくいのですが、
ガクガクしたデジタル静止画像になっています。

なめらかな画像も、一こま一こまゆっくり見たらこうなるのかなと思って、貼ったそうです。

それから、画面左側の、立派な泥付き大根。
これも、土の中で、ゆっくり一日一日成長して、こんなに立派になったのですね。

立ち並ぶ木々も、やはり最初からこんなに背が高かったわけではなく、時間をかけてゆっくり
大きくなったわけですね。

このママは、「くりかえし」「ゆっくり一歩一歩」「手作業」のような感覚を、とても大切に
していらっしゃいます。

考えてみると、私たちの一日一日も、ゆっくりと一歩一歩進んでいるようなものですね。
いきなり、10日分生きるなんてことできないですものね。

子育ても、主婦業も、毎日同じようなことを繰り返しながら、一日一日、人生の旅を歩いているのですよね。

同じようでいて、同じ日は一日として無く、同じ一瞬も二度と無い。

そう思うと、一日一日が、大切にしなくてはならない大事なもののように思えてきます。

たとえ、体や心が辛かったりしていたとしても、やはり同じように「大事な一日」なんだと
思うし、どうせ一日一日、一歩一歩あるくのなら、何かしら楽しいことを見つけながら
歩いていきたいものです・・・。

6月ママたちのコラージュ 2

2010-06-14 16:23:38 | コラージュ作品
しばらくぶりです。

ほんと、この50代前半の肉体的・精神的状態って、すごく不安定です。今更ながら。

で、しばらくぶりに続きです。

こちらの作品、タイトルは「おやつタイム」
おぉ~~、そのものずばり、すんごいおいしそうですね~~!!

真ん中下方にいっぱい散らばっている、バウムクーヘンとかマドレーヌとかパウンドケーキ
とかのお菓子類、とてもていねいに切り抜かれていますね。
このあたり、すごく、愛情というか情熱というか、を感じます。

その他にも、おいしそうなパン類や、アイスクリーム、マカロンなども充実していますね。
桃やサクランボなどのフルーツも見えます。

これを書く前に、画像で作品を見ていたのですが、見ているだけで、豊かな幸せな気分になってきましたよ。

ケーキやデニッシュパンにしても、アイスクリームやフルーツにしても、海外旅行やなにかに
比べたら、うんと手に入りやすいものですよね。

手軽に手に入るけど、満足感やシアワセ感は、なかなかたいしたものですヨ。

なんにも考えず、甘くておいしいものを食べるって、すごーくシアワセな時間です。
これで、心もリフレッシュして、体も元気になって
「さ、またがんばろー!」
って思えたら、こんなにいいことないわよね。

でも、この作品、見ているだけでも、そんな幸せな気分になってしまうのです。
不思議です。
いいですね~~!!