書名:12歳から学ぶ滋賀県の歴史
著者:滋賀県中学校教育研究会社会科部会
出版社:サンライズ出版
出版年:2011年
ジャンル:歴史図説
「12歳から学ぶ滋賀県の歴史」を50歳過ぎてから読みました(笑)
息子の中学校時代の教科書ではなく、書店で見つけて購入したものです。
Jタウンネットの『一生行かなそうな都道府県ランキング』では23位の滋賀県。近畿地方の中でも地味な県ですが、日本史の舞台となった場所も多い県です。
因みに滋賀県は人口10万人あたりの寺院の数では全国トップ、県内には1,300カ所を越える城跡もあります。
井伊家所蔵品
徳川家康の信頼厚く、徳川四天王と呼ばれた井伊直政は交通の要衝だった近江彦根藩を任され、井伊の赤備えと呼ばれた赤い甲冑の軍団は戦国最強とも云われました。時は流れ幕末期、大老 井伊直弼は尊王攘夷派を弾圧(安政の大獄)し、水戸浪士によって暗殺されてしまいます(桜田門外の変)。
長く徳川家に忠誠を尽くした彦根藩井伊家でしたが、桜田門外の変で混乱を招いた責任で減封されてしまい、大政奉還後は新政府軍に寝返って幕軍と戦い、明治期になると井伊家は伯爵となり華族に列せられました。
ヴォーリズ建築
明治38年に滋賀県近江八幡の滋賀県商業学校の英語教師として赴任したウィリアム・ヴォーリズはその後、建築や実業家としての才能を発揮し、今も滋賀各地にヴォーリズの設計した洋風建築物が残ってます。また、ヴォーリズは近江兄弟社を設立し、メンソレータム(今のメンターム)の輸入販売を始めました。
滋賀県の歴史スポットや博物館もたくさん紹介されていて、教科書よりも観光MAPとして利用してます(笑)
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