甲賀売薬の製造・販売用具が国の登録有形民俗文化財となったのを記念して、滋賀県甲賀市の「甲賀市立くすり学習館」で開催されている企画展を観に行ってきました(無料)。
配置売薬の行商用具
行李には商品の薬がたくさん詰め込まれてますね。
富山売薬(富山の薬売り)が一般的には有名ですが、他に大和売薬、近江の甲賀・日野売薬、佐賀の田代売薬を合わせて日本四大売薬と呼ばれます。
おまけに付けた玩具(紙風船)
今の子供は紙風船なんて知ってんのかな
昔の薬の紙袋を見るのが好き
甲賀の売薬は元々、山伏が始めたものという話を前回紹介しましたが、甲賀出身の渡辺詮吾が慶応元年(1865年)に岡山から懐中薬のテリアカの製造技術を持ち帰って売薬業を興し、これが甲賀の製薬業の基礎となりました。
写真中央の貝殻に入った薬がテリアカでした。
過去記事<甲賀売薬の歴史(1)>
滋賀県製薬のスパークは今も販売されている風邪薬
近江薬業(株)の戦時中のポスター
喰い合わせて悪い食物のポスターが面白い。
「ウナギと梅干」や「スイカと天ぷら」は有名ですが、他にも「カニと柿」、「蕎麦とタニシ」、「サバとスモモ」なんていう喰い合わせは知らんかった。
サバとスモモなんてまず一緒に食べないよね(笑)
つづく
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