ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

3・31「舞台の袖から見た舞踊発表会」

2015-04-01 15:37:54 | イベント
3・31「舞台の袖から見た舞踊発表会」






  3月31日、午後6時半よりクレオ大阪中央にて、姜輝鮮朝鮮舞踊研究所 第33回発表会 「舞う舞い上がれ、一つになるまで」が上演されました。

  司会進行とナレーションを任された私は、研究所での練習やリハーサルにも参加し、研究生たちの姿を見ながら原稿を書き上げ、当日に臨みました。


  府庁前を1時に出発した私はそのまま会場に向かい、2時からの舞台リハーサルに参加しました。









  いつも影マイクでの出演ですが、舞台は緊張します。何故なら私は特に日本語が苦手でいつも言葉を噛んでしまうのです。

  「で」と「ぜ」の違いなど理屈では分かっていてもどっちだったかなぁと瞬間的に迷ってしまう時があるのです。


  朝鮮語と日本語の発音は舌の動きと口の動きが微妙に違います。だから両方の言葉を続けて喋るときが一番難しいです。


  公演終わっての帰り道、娘と孫たちに「ハンメ今日は噛んでばっかりやったな、緊張してたん?」と言われてしまいました。


  私事はこれぐらいにして舞台袖から見たリハーサルをご覧いただきましょう。まともな写真は撮れません。


  照明器具が目の前に有るので一部分しか画像には入りませんし、紹介の合間に少しだけ時間の或る時しか撮れませんので雰囲気だけ味わってくださいね。

  










































































  6時半きっかりに本番が始まりました。皆さん、お化粧もばっちりです。先生がちびっこたちのこと心配して、幕が上がる寸前まで声掛けをしています。









































































  娘が客席から少し撮ってくれましたが、光りすぎてほとんどちゃんと見えませんが少しだけ記念にアップしますね。














  公演には「火曜行動」の仲間たちが15人観に来てくださった。

  中山さんの感想を転載しますね。

 「 舞踊は分からないが、ただただ感動の連続だった。

  2部の「チョソンの娘たち」はすばらしかった。古朝鮮から日帝支配まで大国の支配を排して独立を勝ち取る歴史を描いた舞踊。

  特に反日武装闘争を描いた場面は躍動的で圧巻だった。画像がないのが残念。朝鮮半島をがんじがらめにしていた太い鉄鎖が千切れる瞬間、踊り手のそれまでにらみつけるような表情が瞬時に笑顔になった。すばらしい演出だった。

  これが解放か。表情すら一瞬で変わる。

  ニョニョさんが発表会の司会だった。会場での朝鮮語の案内がすばらしかった。本当に流れるような語りで(意味は分からないが)、素敵だった。日頃、「日本語は自信がない」と言われていたが、納得した。決して、日本語の案内も張りのある声で、悪くはないのだが。」


  関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。金里奈先生はじめ舞踊団のみなさん、みんなで力を合わせ成功させた舞台でしたね。

  舞台監督をされた呉先生はじめ裏方の皆さん、本当にご苦労様でした。

  特に姜輝鮮先生、35年もの間、朝鮮舞踊の先駆者として本当にご苦労様でした。

  本物の呼吸が舞台に溢れていましたよ。老体に鞭打ちながら、創作を続け、過去の作品も新たに手直ししながら、自分自身に妥協することなく頑張ってこられた先生!

  先生が私ごときに司会進行を依頼されるたび、「声も良く出ないし、日本語も下手だから、若いベテランに頼んで下さい。」と言い続けても、「声なんか問題じゃない。自分は安心して公演を進めたい。だから研究所のこと、自分のことを一番良く知っているあなたにお願いしたいの」と言ってくださった先生。

  期待に応えられたかどうかは知らないけれど、舞踊人生を最後まで全うしようとされている先生を応援し続けたいと思います。

 藤井幸之助さんのFb投稿写真を転載させていただきました。
























コメント (4)
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