ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

尹東柱の詩23.「また太初の朝に」バイリンガル

2016-12-26 21:39:09 | 詩・コラム



「また太初の朝に」

                尹 東 柱

真っ白に雪が積もって
電信柱がひゅうひゅうと唸り
神の言葉が聴こえてくる。

なんの啓示だろうか。

早く
春が来れば
罪を犯し
眼(まなこ)が
あいて

イブが産苦(くるしみ)を果てれば

無花果(いちじく)の葉で恥部をおおい

わたしは額に汗せねばならない。

        (1941年5月31日)


또 태초의 아츰 *아츰=아침

윤 동 주

하얗게 눈이 덮이였고
전신주가 잉잉 울어
하나님 말씀이 들려온다.

무슨 계시일가.

빨리
봄이 오면
죄를 짓고
눈이
밝아

이브가 해산하는 수고를 다하면

무화관 잎사귀로 부끄런데를 가리고

나는 이마에 땀을 흘려야겠다.

(1941년 5월31일)



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