ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

モグラ叩きのもぐら現象 ?

2021-11-06 17:06:42 | 徒然の記

 読書計画が進みません。綺麗な青空の広がる、晴天の秋日和だと言うのに、心が沈んだままです。10月31日、日曜日の千葉日報の12面の記事が、さらに気持ちを暗くさせます。

 紙面の4分1を占める6段組の、大きな記事です。

 「空襲補償 いつになったら」「戦後76年、法案未提出」「被害者ら『支援を』」

 中心になっているのは、昭和20年の東京大空襲で被害に遭った人たちです。後に沖縄戦での被害者が加わり、一人50万円の損害賠償を求める裁判を起こしています。国を提訴している団体の名前は、「全国空襲被害者連絡協議会(空襲連)」で、訴えの理由は、旧軍人、軍属には補償があるのに、一般国民は犠牲があっても耐えるべきなのか。おかしいではないか・・と言うものだそうです。

 街頭活動をするメンバーの写真が掲載され、立て看板には「空襲惨禍  繰り返させない  !」と、書かれています。

 以前にも、同じような記事を読み違和感を覚えたため、スクラップ帳に残しました。探してみると、すぐに見つかりました。8月12日の記事でした。いずれも、共同通信社の配信記事です。こちらの方は3段組みの小さな記事で、タイトルに違和感を覚えたため切り抜いていました。

 「私の戦争終わらせて」「空襲被害者、国に補償」 

 鹿児島県で空襲に遭い、左膝から下を失った82才の女性の言葉が紹介されています。

 「国家の意思で始めた戦争で、多くの非戦闘員を犠牲にした。」「再び戦争を起こさせないためにも、後始末をきちんとして、」「私の戦争を終わらせて欲しい。」

 ロシア軍の捕虜となり、シベリアの炭鉱で働かされた父も、ソ連との国境近くのハイラルから、命からがら私を連れ引き揚げてきた母も、この女性のような意見は言いませんでした。国を守るためにした戦争で、自分の国を訴えるという思考が、そもそもありません。

 「犠牲者一人に50万円を支給」してもらい、国が謝罪したら、再び戦争を起こさせないことになるのでしょうか。世界の国々では国が戦争する度に、犠牲になった民間人が、補償を求めて国を訴えるのでしょうか。そういう話を聞いたことがありませんので、82才の老女が、普通の人とは思えなくなります。

 常識があれば、こんな思考をするのでしょうか。東京大空襲は、非戦闘員を狙った「国際法違反の米軍爆撃」ですから、この女性は、国を訴える前にアメリカを訴えるのが筋です。

 「再び戦争を起こさせないためにも、後始末をきちんとして、」「私の戦争を終わらせて欲しい。」と、米国に向かって言い、米国の政治家や軍人を糾弾するのが先でしょう。

 そうしてみますと、この「全国空襲被害者連絡協議会(空襲連)」も、いつもの反日左翼団体の仲間なのでしょうか。「日本だけが間違った戦争をした。」「悪いのは、日本だけだった。」と、そんな考えをしているから、無差別空爆をしたアメリカには何も言わず、自分の国だけを非難するのでしょう。

 いつまで経っても共同通信社は、偏向報道の配信をやめません。空襲連や82才の老女だけでなく、同社も「モグラ叩きのもぐら現象」の構成メンバーです。自分のことばかりを優先させ、日本という国や、大切なご先祖や歴史については何も考えない人たちが増えています。

 保守自民党の中にさえ、自分のことだけしか考えない議員が現れています。 辻元清美氏を応援した山崎拓氏、女性天皇も良しとする河野太郎氏、河野太郎氏の一番弟子と称する秋本真利氏など、自民党員と思えないような人物が、次々と現れています。

 言葉にするのも嫌になりますが、ご自分のことだけを優先された眞子さまと、その眞子さまを支援された美智子様など、皇室の方々も、というより、皇室の方々が率先して「自己中心」の思考を優先され、国民のことを蔑ろにされました。

 上から下まで、国の隅々に、「モグラ叩きのもぐら現象」が広がっています。こんな時は、「ねこ庭」で目を閉じ、深呼吸をすればいいのです。

コメント (15)
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