おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

最高の一日

2010年07月23日 | ビジネス・夢
真っ赤な百日紅(サルスベリ)の花がテーブルの上に飾られ、
その花を囲んで長い人生の歴史の時を重ねて来た人達の微笑みにあふれたそんな場所で一日を過ごしました。

なんてステキな人たちなんでしょう!
自分の頭を指差しながら、「ココがもうおかしくなっちゃったからねえ」と笑いながら話す老婦人。
でも、私はたった一日の中でものすごい大きな宝物を頂きました。
おひとりおひとりの人生の重みや深さを感じ、尊敬の念を抱き、そこにいる人たちすべてを「先生」と呼ばずにはいられない心境。

感動しっぱなしの一日。だからあっという間に時間が過ぎてしまいました。

そんな中、お世話に専念するスタッフの動きにはさらなる驚きと感動。
とにかくじっとしている事はないのです。
汗を拭く暇もなく、次々と業務をこなしていきます。しかも、笑顔で!

いかに私が一日をのんびり過ごしすぎていたかを思い知らされました。
そんなスタッフのお邪魔にならないようにと出来るだけ心がけましたが、きっとお邪魔しちゃったに違いありません(笑)

帰り際、利用者の方々が私の手を握って
「明日も来るの?今度いつ来るの?帰ったら寂しくなるわ」
「あなたの笑顔とてもステキよ」
「30代かと思ったわ~」(これが一番私を飛び上がって喜ばせた言葉かも(笑))

最高のご褒美の言葉でした!
あまりの嬉しさに泣けてしまいそうになりました。
ただ一日、皆さんのステキな人生のお話を聴いて、沢山の事を教わっていただけなのに。

利用者の方にもスタッフの方にも本当に本当に良くして頂きました!
だから・・・
もうこれは通うしかないって心の中で決めてしまいました(笑)


ちなみに

盛岡地域夢起業塾では「やさしい・もりおかブランド」を立ち上げました。
本当のやさしさってなんだろう、誰にもやさしいユニバーサルって何だろう、
それに本気で取り組むには、ここで暮らすいろんな人の生活を知りたいと思いました。
すべての環境を知ることはできませんが、自分が出来る中でできるかぎりの現実を知りたいと思いました。
その中で高齢者の置かれた現実を知りたいと思いました。
高齢者にとっての「やさしい・もりおか」は何だろうと。

そして「やさしい・もりおかブランド」の真髄は「心」ではないかしらと、ふと思うのでした。