おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

普通の暮らしの宝物

2011年06月10日 | 暮らし

被災地では震災後障害のある人たちはなかなか外出が出来ない環境が続いております。
久しぶりで買い物に出た車椅子のHさんは携帯ケースとストラップを購入してご満悦。



田野畑へ支援物資輸送をしている私たち仲間はしょうがいのある方々とのふれあいの経験はそれまでほとんどありませんでした。
そんな不慣れな私たちがしょうがいのある方々のお買物ツアーを決行。
それがどんなに私たちに貴重な経験をさせていただいたかは計りしれません。
耳の聴こえない方、車椅子の方、それぞれの個性を持った方々5名と私たち仲間5名とハックの家さんの竹下さんとで車3台を連ね1時間離れた久慈市のショッピングセンター街でお買物を楽しみました。

お弁当箱を購入した人
新鮮野菜やラーメンを購入した人
下着や化粧品を購入した人
ブーツを購入した人

私たちが普段当たり前に毎日何の不便も感じないで行っている行為がこの日、彼女たちにとってはとても貴重な一日であり、ツアーが決まってからわくわくしながらこの日をとっても楽しみにしていたというのです。
慣れない付き添いで万が一事故でも起こしたらどうしよう、なんて不安を抱いていた出かける前の心境はいざ買物が始まると青い空のかなたへ吹っ飛び、一緒に楽しみ、商品を選び、笑い、喜び、帰り道は大声で歌を歌いながらの車もあったほど!
笑顔のステキな新しい私たちの仲間!
こんなにも貴重な時間として私たちとの時間の共有を喜んでいただけた事で、いかに普通がありがたいことで大切な事であるかを彼女達に教えて頂いた一日でもありました。

ユニバーサルな社会をめざして誰にもやさしい地域創りを心から願う朝です。