おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

東日本震災から3か月が過ぎて

2011年06月14日 | ビジネス・夢

幸せよ届けと願う金鶏草母の愛した色に染まって

いろんな業務が重なって、そのまま机の上も書類の山となってしまいました。

お仕事のほかに町内会の事、ボランティアの事、事務局としての総会準備複数件。
さらにぽんたクンが食欲無くして病院へ駆け込み・・
検査の結果は特に問題なかったので、ちょっとした胃腸の不良とのことで一安心。
中古車のオークションで落札出来ずガックリがっかりの日。
「必ず探し出しますから」という車屋さんの言葉を信じてあと1週間待ちましょう。
車検まであと10日、いくらでもお金を出せば見つかるのですが、ここまで来たらやっきになって当初の予算内で頑張って待ってみようと思います。

この机の山はいつ平らになるんだろう・・・いや、平らにしなくっちゃ!出来るだけ早いうちに!

と、いう日々ではありますが、充実感はなかなかのものです。
大震災を経験していろんな人との出会いが生まれ、自分の在り方が見えて来て、行動に躊躇が無くなっている私を見て
「今まで右往左往していた事がはっきりしてきたみたいだね」と横から主人。

ガレキ撤去のボランティアを体験し、自分の無力さを感じむなしくて悲しくて仕方が無かった震災後1カ月。
ふとしたことから、目の前にある小さな事から始めてみようと思いつき牛乳パック募金箱を夢中になって何個も作り続けました。
そしたら、その箱に募金して下さる人が現れました。あ、私も少しはお役に立っているかもって感じたら少し勇気が湧いて来ました。

勇気が湧いてきたら一歩が少し幅を増し、そのうちいろんな機会が私の目の前に次々に現れました。
3か月経って気がついたら、信じられない程の人の環が生まれておりました。
支援しているつもりだった私も多くの方々の支援を受けておりました。
誰もが見返りを求めず笑顔で支援の環を広げて行くのを私は感動しながら見ることになるのです。

とても不幸な出来事だけど、悲しい事もいっぱいあるけれど、人間はそこから学ぶものも計りしれないことを知りました。
人間も自然の一部にすぎないから、地球の一部にすぎないからなのだと思います。

今、震災復興と共に私自身の精神の復興を目指している自分がここに在ります。


ハックるパンな日第2段~盛岡手づくり村

2011年06月13日 | イベント

思考や感情には常に『引き寄せの法則』が働くのだそうです。
6月12日はまさにプラスエネルギーがハックの家に引き寄せられたような一日でした。
想いが集まるとこんなにもすごい事になるんだ、っていうような不思議な現象が次々と起こります。



盛岡手づくり村のご厚意でちゃぐちゃぐ馬っこイベントの開催日にパンと裂き織の販売が実現しました。
この日のために用意したシールはステッカーにしてあちこちに張りたくなるような素敵な言葉。
「やっぱり岩手が大好き!」



ハックとその周辺の地域の皆さんをバリバリ支えている竹下ご夫婦です。



一番良い場所に販売スペースを作って頂き、私たちは大感激。
職員の方も代わる代わる気にして顔を見せて下さいます。
そんな中、なんとパンは完売、裂き織も予想以上に買って頂きました。



「小野さんのブログで知って買いに来ました~」と思いがけない方のご来場。
もう嬉しさの絶頂で私は空に舞い上がりたくなってしまう程。Sさん、ありがとうございます!
いろんな方に支えられているんだなって、つくづく感じ入り、感動の嵐。
その感動の嵐はおさまらず、ハックの家さんは一日でいろんな方との出会いの中で沢山の新たな事業の展開が見えてきたのです。



キタノホマレも一緒に喜んでくれているようです。彼は1トンもの体重だそうで、馬主さんから言わせれれば、「まだまだ軽い方さ!」
いろんな人を乗せたり、触れ合ったりの一日でまわりは彼の瞳に癒されっぱなしでしたが、何と、彼も応援馬っこで田野畑被災地へ行くことが決定しました。すご~い!
人と人の繋がりは未来へ夢を繋いで行きます。
そんな実体験をした日でした。
この日、いろんな方を繋げて夢を実現させて下さった張本人は
盛岡手づくり村振興部長佐々木雷蔵氏でありました。
彼が中学校も高校も私と同じ出身だったということもこの日のサプライズなのでした!


父の日の前日

2011年06月11日 | ビジネス・夢

ムシトリ撫子が花壇の合間合間に咲きました。どこからともなく飛んできた種が育った様子。
茎のねばねばで遊んだ子供の頃の自分を思い出させてくれてなんだかとってもなつかしい感じのする花です。
紫の花が続いていた庭が今はピンクの花で彩られております。



父の日の前日、イオンショッピングモールはものすごい人出でにぎわっておりました。
盛岡の風物詩ちゃぐちゃぐ馬っこの行列も見ないでしまった本日、私の周りにいる「父」と呼ばれてている人たちへのプレゼントを探しに出かけました。
建物は人ごみのせいもあるけれど、節電モードの室内は汗ばみながら品物を探す家族でいっぱい。
さらにスーパークールビスウェアを物色する中年お父さんの姿が良く見られました。
「おい、どうだこれ?」と高校生くらいの息子さんに見てもらっているほほえましい姿。
奥さんがクールビズジャケットを旦那さんにあれこれ当てては首をかしげてみたり。

私たちの年代はやはりコーディネートはあまり得意ではないんですよねえ。
中学校、高校時代の外出は制服って決められていたのですから、今のようなおしゃれをする機会が無かった訳で・・・身についていないんですよね。
突然ネクタイをはずして出勤する時代が来るなんてきっとお父さんたちは思いもしなかったでしょう。ハーフパンツとアロハで出勤する官公庁街を想像してみてもどうもピンと来ません。
IT関連の人たちは最初からラフなスタイルで仕事をしているのはナゼなんだろうといつも疑問を抱いておりましたが、やはり仕事も最先端を行っているからスタイルも一足早かったって事でしょうか。
などととりとめもない事をぼんやり考えながら決まったプレゼントはパジャマです。
父と主人にお揃いのパジャマを購入しました。実はプレゼントにかこつけて、日常の必需品にリボンをつけて渡しただけのかなり手抜きでずるい手口を使ってしまいました(笑)
それでも二人ともとても喜んでくれたので・・・これでヨシ!ということにいたします。

追記:私は父の日を一週間間違えておりました。娘の指摘で初めて判った事実。オハズカシイデス。
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 復興イベントのお知らせ 

盛岡手づくり村 ちゃぐちゃぐ馬っこ記念行事で被災地田野畑村ハックの家のパンを販売します。

日時:6月12日(日)10:00~15:00
会場:盛岡手づくり村  盛岡市繋字尾入野64-102

多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


普通の暮らしの宝物

2011年06月10日 | 暮らし

被災地では震災後障害のある人たちはなかなか外出が出来ない環境が続いております。
久しぶりで買い物に出た車椅子のHさんは携帯ケースとストラップを購入してご満悦。



田野畑へ支援物資輸送をしている私たち仲間はしょうがいのある方々とのふれあいの経験はそれまでほとんどありませんでした。
そんな不慣れな私たちがしょうがいのある方々のお買物ツアーを決行。
それがどんなに私たちに貴重な経験をさせていただいたかは計りしれません。
耳の聴こえない方、車椅子の方、それぞれの個性を持った方々5名と私たち仲間5名とハックの家さんの竹下さんとで車3台を連ね1時間離れた久慈市のショッピングセンター街でお買物を楽しみました。

お弁当箱を購入した人
新鮮野菜やラーメンを購入した人
下着や化粧品を購入した人
ブーツを購入した人

私たちが普段当たり前に毎日何の不便も感じないで行っている行為がこの日、彼女たちにとってはとても貴重な一日であり、ツアーが決まってからわくわくしながらこの日をとっても楽しみにしていたというのです。
慣れない付き添いで万が一事故でも起こしたらどうしよう、なんて不安を抱いていた出かける前の心境はいざ買物が始まると青い空のかなたへ吹っ飛び、一緒に楽しみ、商品を選び、笑い、喜び、帰り道は大声で歌を歌いながらの車もあったほど!
笑顔のステキな新しい私たちの仲間!
こんなにも貴重な時間として私たちとの時間の共有を喜んでいただけた事で、いかに普通がありがたいことで大切な事であるかを彼女達に教えて頂いた一日でもありました。

ユニバーサルな社会をめざして誰にもやさしい地域創りを心から願う朝です。


ささやかな幸せ

2011年06月07日 | ビジネス・夢

撫子も咲きました。競うように咲いている小さなわがやの庭。



カラスくんと友だちなのを主人にしばらく隠しておりました。
ご近所に迷惑になるからとしかれると思ってましたから。
が、先日バレてしまいました。というよりバラしてしまいました。
私が外に出るとおねだりするようにどこからともなく現れてじっと私の動きを観察しているのを教えると、「欲しがってたじゃないかあ、何かやれよ」と想定外に肯定的な反応でした。
やはり彼も生き物にはどうしようもない感情を抱いてしまうらしいです(笑)
「今日は残りのご飯無いもの」
「何かあるだろうよ」

結局わざわざ冷凍のご飯を少し解凍してそっと庭の木の根元に置いてあげたら、あっという間に降りてきてつまみ始めました。本来あげたい相手のスズメくんたちも後に続いてやってきます。
なんだか、のどかすぎる、幸せなひと時。
幸せの定義は人それぞれですが、私たち夫婦の幸せはこんなささやかな所にあるのです。 


被災地の自立支援を想う

2011年06月06日 | ビジネス・夢

白サツキがあっという間に花を落とし、次はあっという間に紫蘭が咲きは決めました。
小さな小さなわが家の庭は大忙しの毎日です。



沿岸物資の食器を何人もの方が持ち寄って下さって、本当にありがたく思っております。
ひとつひとつをきれいにして、種類別に分別し、どうかすべてが現地で役に立ちますようにと願いを込めて包みます。
南三陸町の避難所は入居が当たった人の70%の人が支援物資が届かなくなるのを心配したり孤独になる事に不安を抱いたりで入居しないでいるそうです。
いかに自立した生活を再開するのが困難な状況かが想像されます。
生活レベルの格差も出はじめている様子も耳にします。

どんな自立支援があるのでしょう。何がお手伝い出来る事ってないのかしら?
陸前高田ではたった一本残った松を救うために、にグッズ販売を始めたそうです。
それぞれのふるさとのシンボルのために活動する事で収入を得る方法はないのかしら?
地域復興が直接被災者の生活に還元されるしくみがもっともっとあったらいいなと思います。

まずは、沿岸の今ある商品を沢山いろんなところで販売するお手伝いし、生産者が忙しくなって地域の人が沢山雇用してもらえるようなしくみ作りが出来たらステキです。
決して十分満たされた暮らしがあるわけではないわが家でもありますが、それでも、沿岸のそういった人たちを想うとはるかにずっと恵まれた暮らしを与えられております。
何とか沿岸自立支援プロジェクトを進めてみたいと考える朝です。

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 復興イベントのお知らせ 

盛岡手づくり村 ちゃぐちゃぐ馬っこ記念行事で被災地田野畑村ハックの家のパンを販売します。

日時:6月12日(日)10:00~15:00
会場:盛岡手づくり村  盛岡市繋字尾入野64-102

多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


わが家の緑のカーテン君

2011年06月04日 | 暮らし

今年のわが家の夏対策の緑のカーテンは朝顔とつるありインゲンに決定しました。



ポットからプランターに移し替えていよいよ出番へ向けてダッシュです!
白い花(多分)を咲かせのちぽろぽろとインゲンのサヤが揺れる日が待ち遠しい夏です。
まごちゃんが帰省する頃、収穫時期になればいいなあとそわそわのばあちゃん。
プランターをテラスに並べていたら、ベティがパクッとひとつを食べてしまいました。
あ~っ!そうだった、豆系には目のないベティだった!
で、もう少し大きくなるまでテーブルの上での育苗です。

気になっていた夏野菜の苗も一通り畑に植え終えました。
今年はどれだけの収穫があるでしょう、楽しみです。

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 復興イベントのお知らせ 

盛岡手づくり村 ちゃぐちゃぐ馬っこ記念行事で被災地田野畑村ハックの家のパンを販売します。

日時:6月12日(日)10:00~15:00
会場:盛岡手づくり村  盛岡市繋字尾入野64-102

多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


複幸よみがえる日々

2011年06月03日 | 

「復幸よみがえる」 のエッグクラフトです。
このほのぼのとした表情のかえるを見ていたら、必ず復興(復幸)出来ると信じる事ができます。
私の大切な友人の一人菊地克三氏が被災地を訪れてエッグクラフト教室を開催し、多くの方々へ笑顔と元気を届けております。
さらに被災者の方々がこのえっぐに感謝の言葉を描いて支援団体や自衛隊に送るというお話を聴いて思わず涙が出てしまいました。


(画像はえっぐクラフト 菊地克三 さんのHPからお借りしました)

今ではいろんな所から教室の依頼があり全国を飛び回っている様子で
「こんなこともあるんだなあ」って笑って話して下さる克三さん。
私までとっても嬉しくなってしまいます。

こちらは、やはり大切な友人吟葉SATOKOさんが作ったしおりです。
震災後、1,000枚目標にして作ったしおりの中から、被災地で岩晴っている方への応援メッセージとしてお預かりしました。



「皆さんの様に直接支援しに行かれないので・・・」
ひとつひとつの文字に祈りが込められ、よつばのクローバーが添えられております。

それぞれの人が、今この時、自分が出来る事で応援をしている姿。
こんなステキな友人たちを持つことのできた私は最高に幸せ者だと心から思い、そして感謝の気持ちでいっぱいになるのです。


がんばるおばさん

2011年06月02日 | ビジネス・夢

アッツサクラはなんともショッキングなピンク色。花言葉は「愛を待つ」
たったひとつ株だけど、庭の真ん中でバッチリ自己主張してます。

私は小さい時からこの濃いピンクとは無縁でした。
でも、私の祖母はこの色をとても好んでいた気がします。
だからなのか、父はお店で花苗を選ぶ時決まって最初にこの色の花を手にします。
きっとどこかに自分の母親の面影を感じているのかもしれません。



時間に追われた大忙しの一日でした。
途中で息切れしそうになったけど、残りは気力のみで動く私。
最近とくにゲンキなおばさんになったものだと自分でもちょっとびっくりしているくらいです。
めざすものが明確になるとこうも動きもキモチも身体も変っていくものなのですね。


広がる支援の輪に感謝する日々

2011年06月01日 | ビジネス・夢

和歌山マリナーシティで開催されている岩手物産展のパネルのひとつ。
こちらで送った画像を活用して下さいました。 
いろんな方々のご協力があって実現したイベントです。あらためて人の繋がりのありがたさ感じてます。

 

震災を機に沿岸田野畑村との繋がりも深くなりました。
まだ、2回しか会っていないハックの家施設長竹下さんにもかかわらず、今ではずっと以前からの知り合いのようなお付き合いになりました。
毎日のように行われる電話のやりとりがぎゅぎゅーっとお互いの関係を身近かな存在にしてくれました。
どういう出会いなの?ってまわりの人から尋ねられるのですが、本当に偶然に近い出会いで、そんなちょっとした出会いでここまでのお付き合いになるのも神のなせる技。
自分たちも不思議なご縁を感じてお互い思わずくすっと笑ってしまうのです。

そんな田野畑へ再び支援物資を届ける日も6月9日と決まりました。
盛岡地域夢起業塾の有志の方々が積極的に活動をして下さっております。
そのための物資もまた多方面から応援、提供をいただいております。
今回は行ったついでに被災地の方々のお買い物ツアーのお手伝いも企画しました。
足が無くて買い物に出かけられない方々が少しでも便利になっていただけたらと思いご提案させていただいたのですがすでにご希望者も集まっている様子。

さらにさらに嬉しい企画が続出です。

6月12日は盛岡てづくり村でハックの家のパン販売をします。
7月30日にはホテル安比グランドで沿岸地域の福祉施設のネットワークいきいきフェアの皆さんの商品を販売する機会をいただきました。
どちらもいろんな出会いと繋がりの中からぽーんと生まれた嬉しいサプライズ。
主人も私に触発されて(笑)職場のある八幡平市の野菜を沿岸に届けようとあれこれ動きはじめた様子です。

このようなボランティア活動を始めると、本来の事業にも張りが出て来るから不思議です。
そして、仕事での充実感や感謝の気持ちがより増して来るもののようです。
ボランティア活動と事業が相乗効果を生んで「地域のお役に立ちたい」という目指すゴールがより鮮明になって来るものだからとても嬉しくなってしまいます。

私たち夫婦が長い間求め続けてきたライフスタイルが少しではありますが見えてきたような、そんな気がするこの頃です。