先月の27日に第1回目の雪降しをしましたが、その後も雪が降り続いているとの放送を聞いて、2回目の雪降しのために畑沢へ行ってきました。今日と明日は気温がプラスとなっていて、明後日からは真冬日が続くとの天気予想でした。それでは天気が悪化する前に雪を降ろしてしまおうとしたわけです。
第1回目の時と比べて暖かい朝でした。道路事情も良好で、第1回目の時のように勝手にタイヤが横にぶれることもありません。
畑沢へ着いて、屋根を見ましたが、積雪量はさほどではありませんでした。しかし、折角でしたので降ろすことにしました。気温が高かったので、屋根のトタンに雪が凍りつくようなこともなく、スムーズな作業ができました。しかし、ハプニングも起きました。軒先の雪をスコップで押していたところ、足元の雪も動き、私も雪と一緒に下に滑り落ちてしまいました。大分、前には1シーズンに1回は必ず屋根から落ちるという私のモットーに近いものがありましたが、還暦を過ぎてからは慎重な行動になったようで、落ちたくとも落ちることがなくなりました。久しぶりに落ちて、落ちる醍醐味を味わいました。あの一瞬のスリルが何とも言えません。
作業をしていると、丁度、昼ごろに延沢郵便局の赤い車が登ってきました。
昔は、冬に畑沢へ郵便屋さんが来る時は、徒歩でした。県道は雪で埋まり、カンジキで踏み固めた一本道だけです。郵便屋さんはリュックのような袋を背負って郵便物を届けました。 冬期間を通して除雪車が来るようになった昭和40年代の後半からは、徒歩ではなくなりました。それでも郵便屋さんは、バイクだったような気がします。チェーンが付いたバイクです。バイクでも冬期間の運転は重労働ですし、寒いことこの上もありません。さらに時代は進み、軽自動車になりました。
屋根の雪は大したことがありませんでしたが、道路脇には高い雪の壁ができていました。
3mから4mの高さです。こうなりますと、壁に登ることができません。即ち、それは道路以外の場所には容易に踏み込めないことを意味します。私の好きな「ハダヤラヲコグ」ことができないのです。どうしてもハダヤラヲコギたかったら、梯子をかけてよじ登るか、又は雪の壁をスコップで削って雪の階段をつくるしかありません。