令和3年3月21日(日)に村山市民会館で北村山地域史研究会の講演会がありました。私は、この研究会のお陰で、随分と畑沢の歴史調査が助けられています。会員の方々からの指導もさることながら、講演会での他地域の歴史に関する情報が畑沢の調査に大きなヒントを与えてくれています。
さて、講演会は午後からですので、山形の自宅を朝に出発して午前中は畑沢で一仕事することにしました。この日、気温が高くて春の雰囲気満載でしたが、まだまだ雪が多く残っています。
その中で、一ヶ所の土手だけが顔を出していました。そこに黄色の花が咲いています。この時期に咲くのは「あれ」しかありません。尾花沢市ひろしと言えども、畑沢と五十沢の特産と言える「福寿草」です。いつもは2月下旬ごろには、雪がなくなった土手に顔を出していたのですが、今年は土手が顔を出したがりません。降雪量が多かったことと、途中で雨が降るなどして、雪が固くしまっています。土手をしっかりと覆っているようです。それでも、下の写真の土手は特別に雪が消えました。幸せ者の花です。でも、私の写真技術が至りません。ピントが花よりも向こうの方に合っています。これも「特技」でしょうか。
昼食を済ませて村山市の会場へ向かう途中、延沢の路上に塊がゴロンと見えます。近づいて見ると、猿です。何年も見慣れています。
さらに近づいても逃げようとしません。かなり人慣れしているようです。一昨年の秋に村山市中沢の背炙り峠の登り口で、去年の春に畑沢の入り口で会った「あの猿」のような気がします。本来は憎き害獣なのですが、毎年、会って愛着が生じているのかもしれません。