これも田んぼの雑草です。しかも、厄介な雑草です。農家としては見たくもないほどに憎たらしいのでしょうが、私は大好きです。いかにも夏の植物らしいところが好きです。私は単なるスビタレではなくて、へそ曲がりも入っているようです。まず、何故に厄介かと申しますと、田植えの前の代掻きによって、根を掻き混ぜられた他の雑草は、水面に浮かびあがってきますので、これを拾って処分できますが、オモダカは地下球根のままで水中にあり、しかも土色をしていて見つけにくい状態になっています。やがて、田植えが終わると、球根からしっかりした芽が成長し、稲と同程度までに成長します。葉は二等辺三角形のような特徴的な形です。
それでも、かわいそうな時期もありました。除草剤が盛んに使われた一時期には、全く姿を見ることができませんでした。最近、除草剤が変わったために、ぽつぽつ見られます。
私は昔から尾花沢市章は、オモダカをアレンジしたものと思っていました。そのように人から教えられました。そして、私もそのように他の人にも説明してきました。ところが、市章はカタカナの「オ」をアレンジしたものだそうです。私が信じてきたオモダカ説は、またもや間違っていました。それでも昔懐かしいオモダカを好きです。へそは今で曲がっています。
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