先日ブログで書いた『村上海賊の娘』を書いた和田竜さんのデビュー作である『のぼうの城』です。第29回城戸賞を受賞した脚本「忍ぶの城」を小説化したものになります。
豊臣秀吉による日本統一の最終盤・小田原攻めの頃、北条方についてた忍城(埼玉県行田市)の攻防を舞台としています。領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれていた成田長親が主人公で、成り行きから忍城側の総大将となって、攻め手側の豊臣秀吉配下の石田三成との攻防が、小気味よく描かれていてとても面白い。
余談ですが、映画では、野村萬斎が成田長親を演じていました。
脚本がベースということもあるのだと思いますけど、映像がどんどん頭に浮かび上がってきます。文学作品のような読むことにエネルギーを使う必要がなく、ある意味、楽な心持で一気に読み上げることが出来ました。『村上海賊の娘』の読みやすさのルーツはここにあったのですね。
豊臣秀吉による日本統一の最終盤・小田原攻めの頃、北条方についてた忍城(埼玉県行田市)の攻防を舞台としています。領民から「でくのぼう」を略して「のぼう様」と呼ばれていた成田長親が主人公で、成り行きから忍城側の総大将となって、攻め手側の豊臣秀吉配下の石田三成との攻防が、小気味よく描かれていてとても面白い。
余談ですが、映画では、野村萬斎が成田長親を演じていました。
脚本がベースということもあるのだと思いますけど、映像がどんどん頭に浮かび上がってきます。文学作品のような読むことにエネルギーを使う必要がなく、ある意味、楽な心持で一気に読み上げることが出来ました。『村上海賊の娘』の読みやすさのルーツはここにあったのですね。