おさかな’sぶろぐ

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羽黒山五重塔【山形県鶴岡市】

2019年03月06日 22時20分55秒 | 建物
 羽黒山五重塔は山形県鶴岡市にある室町時代に建立された五重塔です。東北地方においては現存最古の塔で、昭和41年に国宝に指定されています。山形県の月山、湯殿山、羽黒山の三山は山岳修行の道場です。このうち羽黒山には三山の神を祀る三神合祭殿があって、そこへ至る参道の途中に建っているのが、羽黒山五重塔です。


 林立する杉木立の中に建つ姿は、荘厳な雰囲気を醸し出しています。塔の総高さは29.2mで、相輪を除く高さは22.2mです。屋根はこけら葺きで、様式は純和様になります。明治時代の神仏分離によって、神仏習合の形態だった羽黒山は出羽神社となり、多くの寺院や僧房は壊されましたが、五重塔は壊されず残った数少ない仏教様式の建築物となります。