2011年5月蘇我運転会報告
子供たちの笑顔を乗せて
会員番号31-117
岸田 弘 様
今年4月に新設オープンした千葉市蘇我の「花の駅そが」のレイアウトでの運転会が、5月15日(日)に開催されました。
既報の通りこの運転会は「NPO法人 蘇我ミニ鉄道クラブ(蘇我MTC)」が運営に当たります。10時運転開始に合わせ8時30分にはメンバーが集合。まず、メンバー各自の車両を搬入後、一部撤去していたレールの敷設、運客用の乗用車両の組み立て等が手際よく進められます。
▲青空のもと 運客につていの打合せ
レール敷設完了後全員で朝のミーティング。市民の運客を目的とした運転会のため、「事故の無いように基本ルールを確認し、運客用の機関車、運転士、車掌、乗客整理、降車担当等の役割分担」を決めて行きます。自主活動とチームワークに長けたOSLSC関東のメンバーが多く参加しているためテキパキ進みます。とはいえ短時間に沢山の作業があるため、10時からの機関車の蒸気上げが間に合いません。15分前にはお客さんが場外に並び出し、急きょ「OSパワーユニットを利用した岸田の小田急10000系」が出動。定時発車に間に合いました。
前回に続く2度目の運転会のため、まだお客さんの数の予測が立たず不安でしたが、蒸気機関車を主に、電動車を副にして10~20人の乗車待ちの状況が続くよう、コントロールが出来ました。
▲カメラの放列の中 出発進行
市民の関心度は高く、沢山の笑顔を乗せることが出来ました。小さな瞳で機関車を見つめ、歓声を上げる子供たちとその笑顔を写真に収める家族の姿が印象的でした。
▲大好きな機関車に 釘づけ
▲花の中を快走
内周線の自由運転会場では、「青木さんのペーパー製C62+パワーユニット」を囲んで製作話しや、2年ぶり参加の「大石さんのC21夫婦列車」が見られました。
▲ペーパー製C62を囲んで
▲久しぶりのご夫婦参加 大石さん
内周線は3.5吋が走行可能のため、「吉岡さんのブリタニア」も久々に登場し、相変わらず快調に走り回っていました。
▲3.5吋 ブリタニア/吉岡さん
運営主体の蘇我MTCは「NPO法人」のため、参加車両もOS機に限らず参加できます。「石川剛弘さんは3.5吋技巧舎D51」で参加。実物と同じ構造をもつ繊細な設計のためポイントで脱輪を繰り返し、ポイントのクロッシング部の加工が必要と分かりました。
▲3.5吋 D51 石川剛弘さん
午後からの主機関車は「長島さんの8.4分の一、セントラルのC50」、大型機のため、R10の曲線がギリギリでした。
▲8.4分の一 C50/長島さん
C50、D51の国鉄機の堂々たる姿やペーパー製C62等、多様な機関車が揃った楽しい運転会になりました。
この日の乗客は733名、事故も混乱もなく無事終了しました。
▲無事 運転会を終えて