実質5ヶ月ぶりの運転会。
会員番号31-117
岸田弘
11月の蘇我運転会は、2日(日)蘇我「花の駅」で開催されました。7月8月が夏休み。9月は雨で併設レストランのテラス席でのお茶会。10月はJFEちばまつり協賛参加等が続き、本拠地「花の駅」での開催は、5ヶ月ぶりとなりました。
文化の日と続く3連休の中日のため、他の行事と重なったのか、参加者は8組11名にとどまりました。晩秋の青空が広がる下で、ゆったりと運転準備を始め、開始前のミーティングで、久しぶりの顔合わせです。
この日は、千葉市内での大きなイベントが2つあり、また、4ヶ月の休止状態の中でのお客さま離れか、10時の始発車両のお客さまは、たった4人。乗車掛のメンバーの掛け声で駅を出発します。お客さまが少ないことに喜んでいたのは、小さな子供たち。降車場から乗車場に何回も通い、繰り返し乗車を楽しみます。いつもと違い、今回は、蒸気機関車の方が大人気!、乗車待ちの列が続きます。黄色いトーマスのお揃いのシャツを着たかわいい3兄弟も、たっぷり乗車を楽しんでいました。午前中は成田さんのC21、午後は、吉岡さんのT5改8100が大活躍でした。
ハーバーシティのマスコットキャラクター、「ハバ吉・ハバ花」も駆けつけ、目の前を走る乗客に手を振り、レストランの前で子ども達に「ハバ吉・ハバ花」の金太郎飴をプレゼントしていました。
自由走行線では、午前中大島さんのコッペルが、お嬢さんの運転で快調に周回します。大島さんの笑顔からも嬉しさが伝わります。
C62の西本さんも奥さまを乗せて、独特のブラス音を上げて花壇の前をゆったりと通過します。
昼食前に、暖かい日差しの中で集合写真を撮影し、ゆっくり昼食を楽しみます。
午後の自由走行線では、今年3月消費税増税前に納品された馬場さんのコッペルが完成し、走行準備を始めます。緑のポディと赤いフレームの大島さん、黒のボディと赤いフレームの青木さんに対し、馬場さんの車両は全部黒。「機関車らしいので…」が、選択理由のようでした。この後、水準計の水漏れに気付いてナットの締め付けをしたらガラス管が割れ、「今日の運転は諦めた」という馬場さんに、スペアーがありますよと、吉岡さんから部品提供が…。上下のステーの歪みを修正しながら、慎重に交換します。コッペル経験者の大島さん、青木さんが心配顔で覗き込むと、リンクピンの割ピン取付け忘れを数か所発見。これも吉岡さんの部品箱からの借用で問題解決。改めて吉岡さんの準備の良さに感心です。
何とか緊急対応を終え、この日のために組み立てていた「井笠鉄道ホハ1」の客車を引いて初走行は大成功。馬場さんからは「快調!満足です」の声を聴くことが出来ました。
このように、メンバー同士がトラブル対応に部品や知恵を貸し、その場で問題解決ができるのも、クラブの良い所です。
この日のお客さまは549名。午後から雲が出て肌寒くなった運転会でしたが、5カ月ぶりの運転を楽しむことが出来ました。