2015年10月関東支部「八王子運転会」報告

2015-10-20 13:35:22 | 投稿記事

2015年10月関東支部「八王子運転会」報告
土砂降りの雨雲をブロアーで吹き飛ばして
会員番号31-117
岸田  弘

10月の八王子運転会は、17日(土)に開催されました。8月・9月は暑さを避け夏休みとしていたため、3ヶ月ぶりの運転会でしたが、関東地方は朝から雨。「関東の運転会は雨で中止にならない」の強運を信じて自宅を出ましたが、途中、中央道の三鷹料金所から国立ICの間で、ワイパーが間に合わないほどの土砂降りとなり、「今日はダメか」と覚悟を決め運転会場に到着。既に5人のメンバーが来ており、枕木交換作業用のテントの中で、イギリス出張中に古橋さんが撮影した保存鉄道「ミッドハンツ鉄道」のビデオを見ながら雨の様子をうかがいます。スマホで雲の流れを見ると、昼頃までは次々雨雲が来る様子。


土砂降りの中でも集まった勇者達


テントの中でミッドハンツ鉄道のビデオを見る

雨が弱くなった頃に清水さんが、「何とか試運転だけしたい」と、廃油で中古農機具から外したエンジンを回し、発電した電気で車両を動かす「バイオディーゼル発電機」を積んだ車両を線路に乗せ、試運転を始めました。この日は天ぷら油だそうで、見事にエンジンも車両も動きましたが、燃料と排ガスはエコでも、その騒音は環境に優しくないようです。


廃天ぷら油での走行テスト成功(清水さん)

このような中で、雨が小降りになったのを見計らって、武田さんがブロアーで落ち葉掃きを始めました。「ブロアーで雨雲も吹き飛ばして…」と声を掛けると、見事に雨が止んできました。10時40分に蒸気機関車組が車両を降ろし、運転の準備を始めます。


落ち葉と共に雨雲も吹き飛ばす


10時40分 車両を降ろし運転準備開始

佐藤(透)さんのS6は、7月に完成したというカブースを引いて走り出します。手早く車両を作り続ける佐藤さんに敬服です。


新たにカブースが完成(佐藤(透)さん)

いつも蘇我に置いてある武田さんの5両編成N700が、八王子レイアウトに入線。ヘッドライト・テールライトの点灯や電磁ブレーキ等の加工について様子を確認していましたが、林間を走る長編成新幹線もいいものです。


N700・5両編成八王子に入線(武田さん)

古橋さんの8600も、ドラフトやドレインの白い蒸気を上げながら、快調に走り回っていました。寒くなるこれからの季節、この風景が蒸気機関車らしく楽しみですね。


白い蒸気を上げながら(古橋さん)

来週、地域のイベントで「ミニSL運行」を頼まれている吉岡さん(T5改4100)は、整備した軸動ポンプ等の確認に余念がありません。豪快に安全弁を吹きながら走っている様子から、問題はなかったようです。


豪快に安全弁を吹いて(吉岡さん)

午後には雲の切れ間に青空が見える程で、往路の土砂降りからは想像のできない天気となり、無事運転会を終えることが出来ました。武田さん、ブロアーで雨雲を飛ばしてくれて、ありがとうございました。


雨上がりを確認して(岸田)