2016年10月「蘇我運転会」報告
好天に恵まれた自由参加自主運営運転会
会員番号31-117
岸田 弘
10月2日(日)に、蘇我「花の駅」で、自由参加自主運営の運転会が行われました。蘇我運転会は基本的に毎月第一日曜日を運転会日としていますが、10月は23日の「ちば祭り」を通常運転会日としているため、9月の運転会日から数えると7週間も空いてしまい、その間の「10月2日に自由参加自主運転会を開きたい」とメンバーから提案があり、「参加できる人が自由に参加する/運営は蘇我MTCでなく、参加者の自主運営とする」ことで試行されました。
この日集まったのは6組7名。駐機場の上には、久し振りの青空の中に、秋のうろこ雲が広がっていました。
抜けるような青空の下、集まったメンバー
秋のうろこ雲が広がる下で、蒸気上げ
最初に走り出したのが西本さんのC62。「かもめ」のトレインマークを輝かせ、奥さまを乗せ快調に走り出します。
「かもめ」のトレインマークを輝かして/西本さん(C62)
公式運転会としての告知はしなかったのですが、定時の10時には、乗車を期待する市民がちらほらと…。
この日、運客力のある新幹線N700が、白馬に出張中のため、馬場さんが電動トビーを用意。守田さんのトーマスと旧型客車を引いて運客を始めます。トビーとトーマスが一緒に走ると、子供たちには大人気。午前中のフル活動で、お昼前にはバッテリー切れとなりました。
トビーとトーマスの重連で/馬場さん(トビー)
蒸気上げの早いコッペルの加納さんも、2両の客車を引いて本線に出て運客に大活躍。
運客に活躍/加納さん(コッペル)
吉岡さんのT5改8100も、秋草を揺らしながら3両の客車を引いて、大量輸送を始めます。
秋草を揺らし8100が行く/吉岡さん
運転会としての告知をしていなかったため、訪れる市民は普段の半分程度。ゆったりとした進行の中で、内周線を走る3.5吋の西本さんのC62も客車2両を連結し、運客を始めます。普段パワーを持て余しているC62。この日は乗客の負荷を感じながらの運転を十分楽しんでいました。
運客を楽しむ/西本さん(C62)
乗客が少ない中で、沢山の車両が運客を始めたため、子供が好きな列車を選べる楽しい運転会になりました。
午後は、バッテリー切れの馬場さんに代わって、加納さんがコッペルでトーマスと旧型客車を押して運客を始めました。後ろ補機の珍しい組み合わせで、15時までフル運転です。
コッペルは後ろ補機/加納さん
準会員の森君は、乗車係、車掌任務の後、乗客の切れ目に吉岡さんから運転指導を受けていました。吉岡さんの丁寧な指導に森君の笑顔がこぼれます。
運客の合間、運転指導を受ける森君
T5風の守田さんは、トーマスと旧型客車を本線に貸し出し、参加車両の少ないことを逆手に取って、内周線を単機で逆回りし、普段と違う風景と、運客車両とのすれ違いを楽しんでいました。
いつもとは違う風景を楽しむ/守田さん(T5風)
この日の運客は425名。告知なしのため乗客は普段の半分でしたが、参加車両が少ない分、午前午後と休む間もなく運転せざるを得なくなり、たっぷり運転を楽しめる運転会となりました。準備、撤収も少ない人数の中スムーズに進み、初めての自由参加自主運営の運転会は、大成功だった様です。