「立春」、そして1,206人の運客新記録
会員番号31-117
岸田 弘
2月の蘇我運転会は4日(日)に「花の駅そが」で開催されました。この日は立春。連日の厳しい寒さで最高気温が1桁という日が続く中で、千葉市は10.1℃となり、暖かな日差しにも恵まれ絶好の運転日和となりました。
■立春の青空の下で
蘇我は原則第一日曜日が運転会日。1月は松の内と重なり休止のため、この2月が今年初めての運転会となります。
朝のミーティングでは、石川(進)理事長から、「今年も無事故で楽しく…」と笑顔のあいさつがありました。
■朝礼に京葉線車両も参加
今年最初の運転会。市民は期待して朝からたくさんの参加者が来てくれるだろうと準備を進めたのですが、始発列車の新幹線には、たったの8人。子供に人気のトーマス列車にも、行列は10数名程度で拍子抜けのスタートです。
■始発列車は混雑なしで/武田さん(N700)
が、時間を追うごとに乗車待ちの列が続き、午前中だけで700人を超える運客に…。
比較的ゆっくりスタートで、トーマス列車は早春の花、水仙越しに母娘の笑顔を乗せて走ります。
■水仙越しに笑顔が走る/石川(安)さん(トーマス+EB10)
仕事で午前中だけ参加の守田さん(C21)は、大石さん(C21改C56)を誘い重連での運転と運客を楽しみます。
■蒸気機関車は重連で/大石さん(C21改C56)+守田さん(C21)
自由走行線では、小学6年生の準会員森さんがモデルニクスの電車キットで京成電鉄3000型を製作。初運転を楽しんでいました。前面は写真でなくパソコンで描いたとのこと。ボディも市販サイズの木材を利用して、のこぎりやカンナを使わずに加工の工夫で組み上げていました。
■自作電車で初デビュー/森さん(京成3000型)
昨秋、手術とリハビリで休んでいた大西さんはBR-24で参加。「若い頃の無茶が祟った。(久しぶりの参加で)スカッとしました」と運転できる喜びを表しながら、自由走行と午後の運客に精を出していました。
■運転できる喜びを感じて/大西さん(BR24)
昨年9月に初デビューした牛来さんのロケット。蒸気上げと共に内周線を快走します。すっかり運転に慣れた頃「(投炭と給水は)焦らずゆっくりやればいいんですね」とコツを掴んだ様子でした。
■快走ロケットと追うコッペル/牛来さん・馬場さん
大石さん(C21改C56)は上記の重連運客前に、奥さまを乗せて初走行をお二人で楽しんでいました。
■奥さまの笑顔を乗せて/大石さん(C21改C56)
この日の運客は何と新記録の1,206人。出足は鈍かったのですが立春の暖かさが広がる中で、徐々にお客さまが集まって来たようです。
■春の香りを感じて/武田さん(N700)