甚五右衛門芋と言う里芋がある。
これは今一件しか作っていない。
この手の幻の作物は近々では長崎の蓮根もあった。
BS-TBSの未来会議では総論賛成各論反対の何か良く分からない予定調和のお手打ちだった。
日本の農業を活性化?と言うのだが、果たして何を言うのだろう?
毎度毎度、頑張るとか努力するとかホザいているが、毎度毎度銭の問題を吹聴する馬鹿の集まりである。
実は、郷土野菜とか、特異な野菜が結構日本固有種として存在している。
だが、その野菜は結構作りにくかったり「竹中平蔵流の効率的」ではなかったりする。
しかし、今、その野菜を見ると実に興味深かったりする。その妙な野菜、消えた野菜を復活させる、或いは今わずかしか生産していない野菜を作るとか言うことをやらないのは分からない。
毎度毎度馬鹿か!と想う。
私は「酒場ミモザ」で京料理を色々見て聞いているが、その中で、芋棒があった。棒鱈と海老芋を煮たものである。この海老芋が300年前に品種改良の結果出来た最新作と言う事を始めて知り、その新しさを知った。
とうの昔から、陰陽師の時代からあるモノと思っていた。だが、違う!新しいのだ。
元々棒鱈と言うモノは存在しただろう。だが、棒鱈は当時の食事の基本、穀物、干物、漬物の三つしかない。汁も味噌汁が一般化したのは室町時代である。
思えば、我々は今当然の如く山海の珍味を食べる。だが、それは一般的に安いモノでも信じられないぐらい貴重なものである。美味なのである。
それは芋棒でも画期的な大発明だったのだ。棒鱈が柔らかい。里芋が煮崩れない。何たる偉大なる発明!最初宮中料理だったという。それが広まって今や「おばんざい」や。
私は毎度毎度経済合理性を吹聴する連中に、このクソ馬鹿と想う。
どうだろう?官庁の前で、芋煮とか、新そばとかの無料奉仕とかしないか?例えば予算編成でヒーヒー言っている時に深夜の食事無料奉仕とか、品評会とか、深夜にやるのです。
予算編成の財務省の官僚目当て?そうだとは言わない、だが、深夜に品評会して何が悪い!大体、食うモノも食えないでヒーヒー言っているんだぞ!食い物ぐらい暖かいモノを提供して何が悪いか!
イライラして疲れて、腹が減っている時に、ほっと暖かい気持ちになる。
やっぱり、これだね。
分かった、予算編成の時に限って、郷土料理の深夜配達致します!そんな「攻め」の売り込み!やってみてはどうか?
それにしても、ユダヤーフリーメーソンのくず野郎ども!日本の食文化を分からせないといかんな!
どうだろう!アメリカのマジソンスクエアガーデンやフランスのパリのファッションショーやイタリアのミラノコレクションとかの街角にケータリングの棒鱈や日本そば、たこ焼き、お好み焼きを無料提供!おいこら!フリーメーソン!この美味さ!舌に止めろ!どうだ!日本は美味さでお前ら銭ゲバを叩きのめしてやるぅ~!
などと言う事をやろうよぉ~。あと、アニメフェスティバルに出店しようよぉ~。無論無料でね!
色々言うのだが、やっぱり日本に来ているねぇチャンに、日本食を死ぬほど食わせる!事もやりたいねぇ~。
私の夢です。
そんな時に彼らの彼女らの目を驚かせる食材を用意しないと。日本の農業技術の深さ、すごさ、鮮やかさ!どれも最高です。
里芋は、昔からあるようだけど、実は日本にきた時には、シアンがあって、食べられなかったので腐らせて食べたという。そんな苦労があって、里芋文化が日本に広がった。
だが、色々品種改良をして、結局色々な芋が出来上がった。
中南米のジャガイモ、サツマイモ、トマト、唐辛子には到底勝てないが、やはり、我々のご先祖はやっぱり、食を先に一歩進めたいと尽力していたのだ。
そして、その途中で放棄された作物は、往々にして生産量で押されたものだ。だから、この排除されたモノを探して広める動きは農水省に無いのだろうか?
毎度毎度思う。