4.首相の緊急事態宣言
青山議員は、首相官邸へ雪崩れ込んだ。
救急車を追う北や汚い嘲賤の手の左翼どもが追ってきたが、官邸付近の防御は完璧だった。
直ちに、会見場へと向かうが、そこに人は殆ど居ない。
「どういう事ですか?」
「それが…」
と官房長官が漏らした…。
「マスゴミがスクラムを組んで、政府の報道をしないばかりか、北朝鮮に有利な虚偽情報を流す方向で反抗してきたのですよ…」
あまりの事に、青山も呆れ果てた。
「事が事だけに、マスコミが報道する情報は奇妙な突飛な情報となる。ならば、北朝鮮の役に立って、権力をひっくり返した方が良い。そんな考え方です。」
あの森友や加計学園も「権力者を追い込む・困らせる」と言う自己満足の為だけに捏造情報や合理性はマトモな審議を否定し続けたゴミどもだったが、事ココに至ると、更に「権力をひっくり返す」と言う「餓鬼のオナニーか?」と言いたくなるような事を真剣に考えているのである。
呆れた時間が過ぎると、青山議員に怒りの炎が煌めいた。
「それで、総理!それで終わるんですか!」
「今、東京タワーやスカイツリーの放送を止める処置を進めています。」
「それでは、前言なしに情報を止めます。」
「しかし、マスゴミは、こちらの要請を受けないと断言しています。」
「警察は?」
「それが…、小池知事が、権力闘争に…」
「はぁ?」
と青山議員は呆れ果てた。
こんな時期に首都の都知事が、国家の権力を欲しがって、こんな「無法なこと」をするのか?
だが、それは今までの「馬鹿としか言いようのない選挙ファースト」を考えると、情けない事に有り得る…。
「所詮、蓮舫の類か…」
バカ男に、恋い焦がれる馬鹿女、醜女の姿が頭を過ぎる…。
「だから…、」
そう言おうとする首相に対して青山議員はこういった。
「確か、小池都知事は、今から30分頃に、都民を前にコメントしますね?」
「ああ、そこで、政府は妄動していると宣言して、手駒の警視庁の上層部を動かして、首相官邸を押さえるそうだ…。」
「私にも懐刀があります。僅かですが一騎当千の強者です。」
「それは、磯川と園山かね?」
「他にも居ますが、多分もう動いています。」
「どうするんだ?」
「似合いの場所に行って貰います。総理には、お願いしたい事があります。」
「何だね?」
「警察庁直属の海外対テロ班を動かして下さい。警視庁上層部を落として下さい。」
「どのくらい?」
「それは首相の手腕によります。最悪全員殉職です。」
「それでは?」
「生き残れば、磯川とそれ以外の私の懐刀が動かします」
「急いでくれ、最悪、治安出動となる」
「それこそが、連中、北朝鮮の為だけの痴れ者の目的です。治安出動となるとゴリ押しの感が強くなります。それこそが、あの左翼痴事と小池の老い耄れの目的でしょう。」
「暗殺は?」
「小池が、何か言う前に落とせれば、嘲賤のやった事に出来ます。元々、この騒乱は北や汚い嘲賤の謀略です。小池を殺せば、それで関東圏は、こちらのものです。」
「何とか説得は?」
「総理!蓮舫や福島や辻本に説得や事の道理が通用しますか?」
「…」
「つまりは、そう言う事です。我々は道理を通します、ですが底浅い低能の権力馬鹿は、印象操作と土壇場の騒動を悪用します。それこそが革命、左翼、狂惨主義の基本です。連中が主導権を持っては正義は、合理主義は死にます。連中が主導権を持つ事は野獣が支配する北嘲賤と同じになる事です。絶対に認められません。日本人にとって絶対に認められません。」
「…、虚しいものだな…。」
「あの馬鹿女ども、蓮舫、辻本、福島、小池が権力を取得しても似たような事になるでしょう。その時の虚しさは、日本がそっくり北嘲賤の下風に立ちます。それは日本的なものの滅亡です。」
「…、日本の為…か…」
「いいえ総理!それは違います!」
「えっ?」
「世界のためです。日本は、クールジャパンは、世界の期待であり、希望であり、理想なのです。こんな洗練された日本を権力のためだけのゴキブリに良いようにされてたまりますか!私は絶対に許さない、そんな連中を絶対に許さない!だから、私は、死ぬと決めて戦います。私が死んでも、総理が生きればいい。だから、総理!生きること、そして、良い判断をする事に関わって下さい。命をかけるのは私の仕事です。」
「青山さん…」
「代行権限を下さい。裏切ったと思うなら殺されても文句言いません。」
この様子は流すつもりはなかったのだが、ニコニコ動画のクルーは、大手の居ない中で、裏方でのモゴモゴした声に惹かれて、寄ってきて、その話を聞いたのである。
当然録音している。
その様子を見つかった。
「貴様!何をしている!」
警備のSPが見つけて引っ張りだす。
「決定的な、歴史の瞬間を録音しています。映像が撮れず…」
押さえつけるSPが言う。
「なんだ!」
「…、残念です!」
「なに?」
「こんな、歴史的な話が、伝えられなくて、私が、クルーが抱えたまま死ぬのが、悔しいです!」
と言うとニコニコ動画のクルーは大泣きに泣いた。
「泣くな!」
と言ったのは、青山議員だった。
「男なら勝って泣け!放してやれ!」
「青山議員!」
「なんだ!」
「ネットは味方です!ネットは日本国民です!ネットの世界は日本を支持してくれます!」
「なら、命がけで、頑張れ!私も命がけで戦う!」
「ハイ!」
と言うニコニコ動画のスタッフは敬礼をしていた。
「ばか…」
と言いながらも青山議員も敬礼で返した。
「生きていたら、また会いましょう。」
その言葉に全員が無言で頷いた。
(その4に続きます)