歪曲される情報を見る。

日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

思えば、30年か?サッチャーからイギリスのEU離脱と古い話。

2016年06月27日 23時36分51秒 | 虫獄滅亡記

1982年だったか?アルゼンチン軍が、英領フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス)を突然侵攻し、占領した。

この戦争は当時最低だったマーガレット・サッチャーの支持率を90%近くまで上げるという陰謀だと言う人も居るが、実際、このフォークランド紛争がなければEUの早期成立はなかった。

さて、この話で毎度言うのは、って言うか、そろそろYoutubeで顔出しでやろうかと思うんだけど、このフォークランド戦争は実は戦いで負けて戦争に勝ったと言うイギリスのパターンの典型で、この戦いは航空機・船舶・人員の3つについて損害が多かった。

結局終戦協定で勝った事になっているのだ。これは第一次世界大戦のドイツも休戦後、自分たちが敗北したことになっていることに驚いている。また第二次世界大戦もダンケルクの36万イギリス将兵をそのまま攻撃すれば、基本的にイギリスはほぼ完全敗北で結局アメリカが勝った戦争なのである。

サッチャーは、その後色々な金融改革を行った。1990ビッグバンや、人頭税などの徹底的に行い経済的に爆発した。その後。アメリカも1995年にビッグバンを行い、荒稼ぎの時代が始まる。

サッチャーも然ることながら、当時のミッテランフランス大統領との妙な蜜月で色々な事が決まった。

例えばドーバー海峡トンネルも二人が合意してやりましょうということで進んだ。EUの様々な問題は、この二人を中心にして進んだようなものだ。

その辺は、この頃の海外ドキュメンタリーを見ると、それはそれは凄いものです。マーストリヒト条約の批准など、殆ど不可能と思われるほどの反抗があったが、結局成立した。

まぁこれ私見であるが、様々なEUの青写真はマーガレット・サッチャーの頭の中にあって、それをミッテランが首を縦に振っているだけというのが、当時の様子だった。

サッチャーのEU成立への、情熱は並々ならぬ所があった。この時期に、あの初期には有名な「王室の銀行=ベアリングズ銀行」による不正資金運用があった。

思えば、リーマンショックやパナマ文書などのようなマネーのバケモノが尻尾を表しだしたのだ。

ただ通貨統合だけは行わず、それも長い間問題となっていた。今思えば尻抜けするつもりもあり得るとしていたなら、通貨交換を行わなかったのは当然だろう。

ただ皆直ぐ忘れるのだが、この頃丁度自動車の資本関係問題が存在していた。まぁ日本の勃興とアメリカの凋落、その一方でシトロエンという、みょ〜ぉな奴も出てきた。

しかし、もうこの頃のイギリスは、完全に金の亡者でアメリカみたいに自動車産業はアメリカの基幹産業と言う自負はなく、ロールスロイス、ローバーなどを軒並み売り渡した。

マジかよ?と思うような国内産業の完全マネー化をしていた。一応軍事産業は残していたがプラットアンドホイットニーだけは残した。

しかしリーマン・ショック後のイギリスは無様なぐらい産業をなくしていた。電気自動車のテスラモーターを入れるの入れないのと言っていたが「イギリスの銭でボロ儲けの構想=マーガレット・サッチャーリズム」は完全に失敗した。

そして、今のEUからの離脱である。1982年から2016年、34年間ああでもない、こうでもないと騒いで、借金だらけの産業なしのスッカラカンとなったのがイギリスなのである。

よく、チョンが外資支配を言われるが、イギリスも大概外資支配となっている。

思い出してもらっただろうか。



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