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調査捕茸に行ってきた
例年9月の最後か10月の最初の日曜日に、我がフィールドである軽井沢及び北軽井沢の山に、茸の定点観測に行く。名づけて「調査捕茸」なのである。これで今年のきのこの作柄・豊作の種類等かなり分かる。ことしもI氏とIS氏はついて来た(このところこのI・IS・Oとの調査が多い。)O氏の不参加がさびしかった(O氏は助手或いはアシスタントに天下一品の能力を発揮し、まことにそつがない)。O氏の不参加のおかげで、ことしはI氏が僕にへばりつく事となった(いらん!)。紅葉には早いので、観光客もまばらで、快適な状況だった。碓氷軽井沢で降りてまず①ゴルフ場南の「ヌメリスギタケ」を調査。5・6本は採って、あとはおびただしい幼菌なので、次回に残す。このキノコは生長が遅いので10日から15日は待てる。次は②ゴルフ場北ここは「ハタケシメジ」「ムラサキシメジ」「アカモミタケ」などが発生するおもしろゾーンなのと、すぐそばに公衆トイレがあるので、かならず寄る。今回は「ムラサキシメジ」があった。この時期の「ムラサキ」は虫が多いのが難点。晩秋の「ムラサキ」こそ本道なり。しかし今回は半分は虫なしで、うれしい。6本いただく。この間20分。次は③神社だ。ここは晩秋に「アカモミ」が本命だが、昨年「ナラタケ」が発生したので、寄ってみた。ことしの神社は「ナラタケ天国」だった。昨年の切り株にはやっぱりあったが、その周辺の倒木・切り株がまたすごかった。バケツに山盛り状態だった。賽銭を入れて(あのI・ISは入れない・ここにキノコさんと友達になれるかが分かれる)次へ向かう。南軽井沢の最後、南原に着く。④ここは「ハナイグチ」の場所だが、「ハナイグ」はまだ早く、ここでも「ナラタケ天国」が出現する(I氏が主のいない別荘の庭でスゲーと取りまくっていた)。こうなると贅沢なもんで、ランダムにキノコを裂きながら虫のいない上物のみの捕獲となってくる。ここでもバケツ半分は採る。
次は旧軽井沢を目指す。⑤メインストリートの1本西の例の場所に寄る。昨年の「ナラタケ」の切り株は絶えていた。「シロヌメリイグチ」が3本のみ、しかしここで今回の調査の最大の場面に遭遇する。「ホウキタケ」には違いないのだ。しかしムラサキのほうき部分があやしい。「コガネホウキ」や「ハナホウキ」でもない。初体験のキノコ・・・・。この出会いがあるから楽しいのだ。キノコは美味しい。しかしいつもの場所でいつものキノコは充実感はあっても、ドキドキや満足感はとぼしい。美味しそうで初めてのキノコに1年に1度は出会いたい。それを調べ、食菌と確信し、人知れず食べるその瞬間がいい!実際多くのキノコをこの方法で増やしてきたのだ。おおキノコ!あんたは何?そのホウキ状で淡いムラサキ。しっかりした本体。君を食べたい!(帰宅後ありったけの図鑑とにらめっこ。1級の食菌「ウスムラサキホウキタケ」と確信する。一両日中にバターでホイル蒸しで食べる予定。後日にそのくだりは掲載予定。――――「初めては1人で」は守っている。最近息子が目ざとく見張って「親父だけじゃなく、一緒に天国に」と狙うので食するタイミングが大切)さてここより白糸の滝ハイウエイを通うり、北軽井沢に向かうのだが、ここでの調査は記録のみ掲載。⑥バス停は「オウギタケ」I氏が見つける。⑦有料道路入り口「ヌメリスギタケモドキ」何故か「エノキタケ」⑦霧積み入り口先は「シロヌメリイグチ」⑧バス回転場所は「ムキタケ」のおびただしい幼菌を確認(2週間後だね)⑨例の老木はやっぱり「フチドリツエタケ」が待っていた。以上である。
*写真は高い樹上のキノコ捕獲道具(改良型悪魔君)で捕獲中の図。