ボーカルが不安なので本番前に練習したいという。ついでにピンチヒッターでミネさんのベースなので(心配ないけど)、本番前に我が家に集まって練習だった。
1人ボーカルが出られないので、ソロパートの変更をしたが、心配のない感じであった。
ささくれは、新しいドブロを購入。何と!トライコーンではないか!!!初お披露目。
いい音だぜ!
11時に会場入り、11時半にリハーサルを開始し、バランスの調整など行う。
徐々に緊張感?
ギャラはこの弁当!結構美味かったぜ!
メインの企画は「モルゲン」というドイツ政府の脱原発の意思決定までの、住民の運動のドキュメント映画。そして監督の坂田雅子さんの講演だ。
前座にクラシックの渡辺さん(プロです)のリコーダー演奏と歌。その後にロストだ。渡辺さんはあかんべ山に出演していて、しばらくぶりのステージでの再会だった。
さて、ロスト!
「ひとつの灯」から入るが、俺はソロ部分が迷走する・・・・・
2曲目は「までいな村」・・・・ボーカルのアツコが間違える・・・・
最後3曲目は、作曲をした細田登さんが今年亡くなったので、会場全体に「あなたが夜明けをつげる子ども達」をシングアウトした。
ここでも、俺は、イントロのろれつが回らなかった・・・・
めげたぜ!!下手くそだぜ!!
だが・・録音したものを聴くと、おれのソロなんぞささくれのドブロがユニゾンで絡むので、うまくぼろが隠れている・・
ボーカルも、勢いのある3人なので、ミスも目立たず・・・・
まぁ・・・こんなもんかな・・・・
歌がいいねぇ・・・などと、主催者にお褒めを頂き、ほっとした次第だな。
映画はなかなかの凄みがあった・・・
冒頭、福島の爆発を受け、ドイツ政府は原発ゼロに舵を切り、メルケル氏がその政府方針を発表する場面など映し出される。
メルケル氏から「福島」の言葉が、何度か出て・・・・
あの経験をしたにもかかわらず、この国の政府は、原発維持を決め、着々と再稼働に動いている。
俺は、恥ずかしくて恥ずかしくて、参ってしまった。
ドイツの市民は、政府の言いなりになってあのナチスを生んでしまったことの深い反省があり、あの戦争から、政府の言いなりにならず、自分たちで考えないとまた過ちさえ起こる。
その深い反省が、反原発の市民運動や、地域での様々な発電の試みにつながっているという、監督の話は、含蓄であったな。
鏡の裏のように、あの侵略戦争をろくな反省もせず、ひどいことをした、韓国朝鮮・中国・東南アジアの国々へ、謝らないこの国だから、この国民だから、原発が止められない・・・とも思えるわけだ。
ついでながら・・・
こうしたテーマの映画の前・・前座ながら、テーマに近い歌が選べたのは良かったなぁ・・と、思った。