出撃準備
高知遠征。キラキラの20cm近いのを石ダイ針で20個ほど内職。スピニングリールもダイワの4500番を1万円で新調。嫁さんの小言より、深夜の整備不良のシャラシャラ音がないほうが優先。最近、真下ばかりの釣りなので、飛び道具はご無沙汰。殆ど1年ぶり。
手製のミノー、バイブレーション、ジグミノーを引っ張り出す。
昔はバルサで塗装することもやったが、時間掛かりすぎ。ここ数年は発砲スチロールで塗装はマジック。1時間で2,3個作るペース。形や錘の位置、錘の大きさを変えて作ると、すぐに各タイプのコツが見えてくる。発泡スチロールと錘の比重差利用とラインアイの調整余裕しろがポイント。バッグに詰め込みすぎて針がグッサリ刺さっても、水がしみないので動きが変わらない。
形容しがたいけどなぜか釣れると評判のルアーは、我慢せずにあっさり買って、風呂で動きを参考にする。K-TENミノーの動きは魚よりトカゲに見えたし、錘が動いてゴトゴトうるさい。高い金だして損したと思ったが、途中出場したとたんに釣れてしまったりする。自分の評価と魚の評価は別。魚に聞くしかない。仕事でもそれが結局、近道なことが多い。
そんなこんなで、風呂で動きを確認、調整して、自分なりの自信をつける。
しかしその後がいけない。めんどくさくなってきて、仕上げは子供以下。片面ずつ色を分けて、右からみるとサバ、左からみるとイワシとか平気で塗ってしまう。
角度を変えての2投で、1匹の魚に対して時間を置かずにカラーチェンジ。売り出したって良さそうだと思うんだけど・・。釣れた後の能書き、ベイトを読んで何々カラーで釣りましたって、別にこだわらない自分は賛成だ。
写真は、人気ミノーと手製いろいろ。一番左がルアーでなくて本物の魚に見えてしまう。
K-TENの細くなったリップレスは、デッドスローで引くと、風呂の至近距離でしかわからない小さく左右にぶれないローリングと、コロコロ音を出す。現場で3mほどのロッドの先で見てもその動きは見えない。少し早く引くと、ミノーらしく左右に振れだす。
見た目は空き缶と小魚の間がルアーの理想だとか、その有名デザイナーは言ってるけど、なかなか凄い。自分で作ると良く解る。