シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

海をてくてく

2007年08月21日 | 釣り
 大月町の海。9時ぐらいに現地着。眠いしギンギンの日差しなので木陰で仮眠。作戦としては、午後からある程度やって、獲物があれば民宿で調理してもらい、宿泊できるぐらいの金を使って飲み食いの贅沢三昧。宝山とか焼酎は侮れない品揃え。アオリゲソがどっさり入ったお好み焼きなど、裏メニューも楽しみ。今年からカヤックにクーラーが積めるので、煮付けではなく刺身にされる魚が増えるハズ。その後は酔っ払って、熱帯夜と格闘しながら車中泊。目が覚めてから何時間か出撃。その日の獲物は田舎で喰う。ここ3年ほどの行動パターン。

 寝ている間、目が半開きの自分は、明るい時間帯の仮眠が苦手。無料のキャンプ場目指して、ぞくぞくと現地入りする車が気になり、駐車場に入る。過去最高の込み具合。車から下ろすスペースもなくなりそうなので、急いで準備。11時出撃。

 一般的に高知の海は外洋に面しており、波やうねりが大きくカヤックは不向き。しかしここは、北に面して湾状になっており、たいがいは湖面状態。養殖が盛んで、生簀からこぼれたきびなごを目当てに、餌だけ養殖の天然のタイやカンパチが釣れる。他オジサンやフエフキダイ等、釣れるたびに魚種が変わって楽しい。きびなごは餌屋で売り切れなので、今回はキラキラとジグのみ。アオリゲソは民宿で飲んだときに分けてもらうので、初日は手に入らない。

 海上、カヤックが車のボンネットなみに熱くてビックリ。今年から下半身もむき出しのシットオントップなので全身陽光の中。日焼けで強化したはずの肌の中に、グイグイ日光が突き刺さる。時間帯がほんとに最悪。水分を取ると同時にジワッと発汗する。

 結果は、キラキラでエソ2つ。ブイのぺんぺんシイラをキラキラで掛け、ジャンプシーンを写真に収めてやろうとカメラを構えたところでポロリと外れる。写真はエソより日差しを見せたくて撮影。わずか3時間でギブアップ。

 駐車場に戻ると、やはり車を外に出さないと車載できない。一番暑い時に車載。獲物もなし。車を停める場所もなし。夕方には田舎に帰れる時間なので、民宿はあきらめて高知を撤収。

 クーラーの効いた部屋で、子供2人と夜更かしトランプ。ババ抜きがやけに楽しい。余した一日は、家族で別子銅山の清流で水遊び。めっちゃ気持ちいい。不良親父が中途半端だったので、いいお父さんを演じようと思いきや、アブに刺されまくって3時間で撤収。黒色の海パンと日焼けの自分が一番人気で、10匹以上後ろにつれて歩いていたとのこと。

 やたら撤収の多い盆休みでしたとさ。

河をてくてく その2

2007年08月21日 | 釣り
 午前中車中泊。エアコンを付けるもアイドリングの回転数がコロコロ変わって眠れない。昼、洗濯、歯磨き、左岸川沿いのサーフボードを飾っているウドン屋さんで、ぶっ掛けウドン大とナスビ天ぷらを食う。若い夫婦みたいのがやっていたが、コシや味はバッチリ。値段も香川のそれと同じリーズナブル。これからは少なくとも一回は利用することに決定。午後、ようやく風の当たる木陰を発見し窓全開で夕方までぐっすり。結局、朝から晩まで、寝ることしか頭になかった。これでは高知がもったいない。今日は深夜で止めて、睡眠を取ることに決定。

 最初から下流を目指す。日中確認すると護岸工事のニゴリが表層に入り、いい感じである。表層で視界の効かない小魚を下から捕食しやすいハズ。最近、来るたびに工事をやっている。成魚には都合がいいかもしれないが、稚魚は藻場が泥で埋まってしまうため、間の世代が切れてしまうと思う。大学や松野町おさかな館の養殖の研究、早く成果が出てほしいところ。自分のようなリピーターが増えることによる経済効果が認められ、金になる魚と認定され、養殖事業に釣具メーカーのスポンサーが付くなんてことはないだろうか。

 ポイントに近づくと、ウェーディングの人に出会う。同じラインのどこかに入れてもらおうと話しかけに行くと、カヌーは止めてくれ。お前はこの釣りがどんなものか知ってるのか。カヌーならどこでもできる、よそでやれ。とのこと。上からの物の言い方にこちらもムッとするが、要はポイントの定員オーバーをいいたげなので移動する。
 しかしその後、立ち去るこちらに後ろから、ここは地元のオカッパリポイント。二度とくるなとしつこく繰り返す。もう10年ほど前から毎年来ているし、誰でも知っているポイントを地元限定なんて言う地元に会ったことがない。有名な国産メーカーのHPに出てくる人物と後で知るが、そこまで他を排除しないといけないものなのか?

下流側に移動し、何箇所か試す。小島の急深の岸では、岸ギリギリにベイトがいる。岸と並行に引いてみる。広いところではバイブレーションや少しもぐるミノーで底とコンタクトしながら、フッとコンタクトがなくなる変化点を探す。岸の明かりとの距離が100m近くはなれるとプラマイ50m以上の感覚誤差があり、水中の中州を見つけるも自分の位置すら漠然。来年はマイポイントで一発当ててみたい。
 夜中撤収。涼しい中、しっかり就寝。不良親父に残された時間は後2日。次は海。

河をてくてく その1

2007年08月21日 | 釣り
 帰省してから、1日目、夜の屋外映画(ケロロ軍曹)と花火をジジに連れて行ってもらう。2日目は市営の流水プールで終日。3日目は地元で見損なったポケモン映画のリベンジと家で花火。子供をイベント漬けにする。合間、2歳になる甥っ子の子守も楽しんでやってくれるので、文句の付け所もない。ある程度、気の済んだ下の子供に、後半遊ぶ約束をして4日目開放される。いよいよ高知。 

 夕方、出船。夜、橋の周りで新しい船の夜の感覚とキャスティングの感覚を確かめる。カヤック上の音も特に響かず、パドルの抜き差し音もなし。ボラも殆ど触るほど近づいてから、慌てて逃げ出す。ウェーディングで砂利を踏む音がしないのが最大の利点。アンカーもそこらの石をコンビニ袋に入れて自作。バウからおろす限り、流される抵抗が少ない為、ただ着底するだけの抵抗で定位する。

 魚の引きに対しては、1mのシイラならシーカヤックで3つ取っているし、新艇は足漕ぎで浅瀬に座礁し、飛び降りてオカッパリに変身することもできる。但し、最初はドラグを少し弱くする分、最初の強いフッキングは難しい。かかったら、いきなりドラグが鳴る展開なのでかえっていいかも。

 上空、天の川が河をよぎっている。真横を見ても星、星、星。山の形に星空が切り取られている。流れ星がしょっちゅう。中には打ち上げ花火か曳航弾みたいに、火花を散らしながら消えていくのもある。関西で山の形に星空が切り取られていると言っても、皆、ぽかんとしている。ここまで来て星を見て時間を潰すだけでも十分贅沢、金では買えないセレブな気分。デジカメで撮るも真っ暗闇。

 まずは上流に上がっていく。10年ほど前、1匹釣ったところの上流の淵、ポイント最上流の合流点までフローティングミノーでトローリング。淵は水深があるためほんとはディーブダイバーがいいが、区間が短いのでそのまま通す。合流点は以外と静かで軽く試しただけ。下流に移動。淵ではバイブレーションで底付近を通す。ほんとはフローティングミノーを岸ギリギリに打って、深い側へ泳ぎだす方法を取りたいが岸が真っ暗でかなりいいかげん。そうこうするうち、対岸の水音に気づく。

 近づくと大小さまざまなベイトの集団。中州を挟んで本流と反対側。干潮だと殆ど露出する部分。時々鋭くバババッと逃げる。これはもらったかと思い、各種ルアーを通すもシカト。PEの絡みを解くためやむなくライトを付けるが、少し置くとまた鋭く逃げる音が始まる。ミノー、ホッパー、ペンシル、ついでにカヤックもシカト。フローティングミノーをトローリングしつつ、下流へ転進。岸際を移動し、手前でウェーディングしている人に状況を聞く。雰囲気は良いらしいので期待を持つ。
 基本的には浅くなる部分に追い込んで喰うので、ウェーディングできる位置から沖に投げる。気が付くと朝。かなり潮位が下がっており、普通に歩いて先まで行けるはるか手前で続けていた。ウェーディングと違って潮時が解らない。続けりゃ良いってもんじゃないなとあきらめて撤収。