シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
足漕ぎカヌー(スワンじゃないよ)と自分の足で、陸上、海上、遊びあるき

立山から黒部峡谷をてくてく

2014年09月19日 | 山歩き

風呂からあがって飯。

ビールのちハイボールドライ。

一人で来た人は端っこに集められて飯を食います。

若い4回生のお兄さんとお話しする。

就職を決めた後、なんと馬券で当てた金で、東から西へ一人旅。 自分もすればよかったと思うけど、肝心の金も博才もなかったな・・。

ナンパは彼女がいるのでしないとのこと。  旅の恥はかき捨てはもはや死語?  もったいない。

翌日、7時。 バイキングのマーボ豆腐でマーボ丼。

さて行きますか。

美女平まで8時間とのこと。

15時には着くだろうと、年配のご夫婦に教えてもらいました。 

コースの分岐。 メインルートは二時間半、点線で表現されているこの美松坂コースは、一時間半。

点線の美松坂コースで行く。

あっというまに原生林の中。 10m先が常にブラインド。 だだっ広い中、高原植物を眺めながらのイメージとずいぶん違う。

野生動物を観察する自動カメラに、手を振って通過。

何かの結構でかいうんこ。 

何百メートルおきに、存在を誇示するかのように真ん中にドンとある。 

昨日、ふもとで実物を見てしまったので、急に現実味が増してきた。

両手いっぱいの量の場合もあり、てらてらとミズミズしいのもありました。

いわゆるひとつのテリトリー?

クマ除けの鈴を鳴らし、ストックを大げさにカツン、カツンと岩について、喧嘩らしい経験もないおやじが、精一杯強がって見せる。

平日、人気なしのコース、コケで滑りやすい石とブラインド状態が1時間半・・・。

後ろで「ごぽっ」と音がして振り向き、今度は前で「じょばっ」と音がしてまた前を向く。

背中の2リッターのペットボトルの水音と解っていても、何回かやってしまう。 

まったくもってチキンであります。

空はガスって更に霧雨。

ナーバスおやじが成長する。

残り2/3、景色がいいのかどうかは知らんけど、バス待ちが15分なのでバスを選択しました。

ケーブルカーであっという間に立山駅。

時間が余ったので、宇奈月温泉に移動。 トロッコ電車の人となりました。

猿飛の谷。

前は電車が開通したてで入れなかった、猿飛温泉。

源泉かけ流しだけど、未調整。 熱いのなんの。 長風呂したかったのに・・・。

歩き続ければ美女平についていた15時に、黒部峡谷の最上部に居て露天風呂であります。

地図で見ると結構立山に近いので変な感じ。

谷を渡る風が最高。 

半額サービスの肉まん食いながら、熊のお勉強。

奥は宇奈月温泉へ、源泉を運ぶ配管。

右はサル専用の梯子。

宇奈月温泉のフィール宇奈月。

食事は朝飯だけに特化。 でも一人でこの部屋。 入湯税込みで7000円ちょっと。 得した気分。


立山をてくてく4

2014年09月19日 | 山歩き

別山から見たこれから行く稜線。

別山に来るまでの稜線。

ここでお握り3つ目の梅を食って食事は終わり。 13時ぐらい。

チョコレートのキットカットを食ってみたけど、水分とられてモゴモゴ食いづらい。

日が暮れるのが心配で、慣れた人にペースを聞く。 

ここから室堂平まで、バスに乗るとしても十分間に合うとのこと。

さて降りますか。

帰りのバスをみなさん気にしてるので、結構なペース。

速いのなんの。 定年過ぎたお母さんにも置いて行かれました。

ヘルメットをリュックに付けた剱山を攻めたらしい方も、すごい荷物を背負ってかなりのペースで降りていかれます。

ちょっと紅葉。

左手にショートカットのルートが見えます。

雄山三山。

ちょくちょく横に逃げて、ハイペースの人をやり過ごす。

登りより汗かいてます。

テント場。

自分にとってラスボスは、日帰りの人に釣られてハイペースで下った後の、右手に見える階段でした。

途中でしゃべった若い二人に、 みくりが池温泉までは後1時間、ガンバ!  と声をかけられつつ、何とか足を前に出す。

ポンコツですわ。ほんま。 

地獄谷の臭いガスの中で、階段上がって休憩。 

さっき降りてきた道。 剱山の手前の谷にある小屋からテント場まで。 

最後、人工の階段にトドメを刺されるとは思わなんだ。

花の写真を撮って、余裕のあるフリ。 実はちょっとでも休憩したい。

何とか16時前にみくりが池温泉にチェックインできました。

さぁ、日本一高い場所の温泉に入って、また汗かいて、世界一の脱衣所の風を楽しむのだ。

 


立山をてくてく3

2014年09月19日 | 山歩き

若干風が出てきた。 

大汝を振り返る。

だだっと下り。 足があがっていないのか、自分が転がした浮石を踏んでたたらを踏む。 ちょっとビビった。

一度降りてから見上げる別山の、険しいこと険しいこと。

日帰りバスの方は、左にショートカットするか、攻めるのか、迷うところであります。

12時前、たまに風が強くなったりガスったり。

白黒ツートンのカッコよいキツツキみたいな鳥が、松ぼっくりを食ってました。

別山手前の分岐。

これが点の記の剱山。 富山湾とのツーショット。

別山。 見たまんまなんだけど、みんなリュックを置いて往復するので、自分もする。


立山をてくてく2

2014年09月19日 | 山歩き

さて行きますか。 縦走ルート。

ストックがあると斜めガタガタ道も、昆虫みたいになんのその。

そうです、気分はザトウ虫。

黒部湖をちらちら確認しつつ。

これから行く稜線がすべて見えてます。

午後から、天候下り坂の可能性があるとのこと。

そんなにのんびりもしてられない。

黒部ダムがちらり。

真ん中から少し右、富士山と黒部ダムのツーショット。 

大汝着。 お握り2つ目、塩昆布。 しみるぜグルタミン。

右の山小屋に、雪渓を横切ってショートカットする道があります。

富士の折立着。

これで三山は来たのかな。

だらだら汗はかかないけど、息がはずむ分、結構のどが乾く。

しっかり水分補給しながら行く。

 


立山をてくてく1

2014年09月19日 | 山歩き

水曜日は高岡で仕事。

月・火曜日は休日。

天気予報と睨めっこ。 曇の中かも・・。 どうしようかな・・・。

迷うぐらいなら止めとけ。 の嫁さんの一言で逆にスイッチが入りました。

みくりが池温泉の相部屋を予約して、出ました立山へ。

18時過ぎに家を出て、22時半頃立山駅へ。

途中、蛇、タヌキ、熊、イノシシを見ました。

熊、人の住むすぐそこにいるんですね。

立山駅駐車場の少し手前、ほんの数分前の場所です。

振り返りつつ、全力とは思えない走りで車の前を少し走って、右側の土留めの擁壁をよじ登って闇に消えました。

車内から写真を何枚か撮りましたが、フラッシュの反射が邪魔でダメでした。

そこから少し行くと立山山麓スキー場の看板がある場所です。

いきなり、えらいもん見ちまったな、と思いつつ、車の出入りや人の声がある駐車場で、うるさいと文句も垂れず、逆に安心して仮眠しました。

朝、一番のケーブルとバスで室堂平へ。

人でいっぱいなんで、まったく安心。

トイレで爆弾投下して、そそくさと雄山へ。 ここでぐずぐずすると列になって自分のペースで登れない。

ズバンッと広がる視野。 鷹の目気分がたまらない。

 

 途中まで気が付かなかったけど、富山湾がばっちり見えます。

肉眼では船も見えてました。

雄山着。 

教えてもらいましたが、左から5センチぐらいのところにある、雲から覗く頂きは富士山です。

雄山頂上で10時前。

風がないのがとにかくありがたい。

皮下脂肪の影響もありますが、ドライTシャツ、薄目のフリースで、少し汗をかく程度。 快適至極。

さて行きますか。 稜線歩き。

やっとこさ、自分の夏休みの始まりです。