甥っ子、息子との海水浴を一日挟んで、5時半から石鎚山に向かう。
すべて地道の剣山と違って、かなりの部分が高速なので、実質2時間程度でロープウェイ乗り場へ。 8時の始発で上がる。
成就寺で朱印を貰って、いったん下って一番低い1300m付近に入り口の鳥居があります。
初めてなんで、休み休み行く。 試しの鎖は向こう側の下りも鎖で降りる必要があり、スルーしました。
谷を駆上がる風が最高。 ここは一人で登っては危ないとのことなので、高そうなカメラを持った人と休み休み前後しながら登る。
第一の鎖。 高学年の小学生を連れたお母さんに、「僕なんかでも大丈夫?」 と訊く。
「この子も普通に登ってますよ。 丁寧に登れば大丈夫。」
行かなしゃあないな・・・。 実際スルーすると、後で後悔しそうなので行く。 でも、性格が基本、雑なので心配。
わっかの中に、足を入れて上ります。
でも、トレッキングシューズがごつくて、土踏まずまでは到底入らないし、角度が合わないと更に浅くなってちと怖し。
祭りの地下足袋がたぶんベストマッチ。 こんど来るときは持ってこよっと。
肩で息をしながら、臨場感を出そうと乗り出したいけど、ちょっと無理。
ふと霧が晴れると絶景が広がります。
続いて第二の鎖。
今度はちょっと距離がある感じ。 変化に富んで、岩か鎖か足の掛け場所に悩みました。 一番印象に残ったかも。
肩で息しながら上を見ると、山のど真ん中に岩がむき出しの場所。
第三の鎖でした。 息を整えてる間に、後から来た人が取り付き、怖い怖いと言いながらグイグイいく。
ちょっと距離を置いて、自分も取り付く。
垂直に近いと、流石にしっかりした足場がいるので、△の大きな鎖があります。
距離はありましたが、比較的単調でした。
もやが晴れ、下から見上げた時の道が上手く入り、良い臨場感が出せました。
最後の鎖からすぐに頂上到着。
頂上の朱印を頂いた後、リュックを置いて、少し向こうのとんがりに行く。
自分的には、岩と鎖だけが視界の鎖場より、しっかりつかまるところのない斜めの空間のほうが怖い。
手をつきながら、恐る恐る岸壁から顔を出すと、 そこに 「人」 思わず 「ひぃぃっ」 であります。
「アンタ、何の気してんのよ。 脅かすんじゃないわよ」 なんでか、おねぇ言葉で悪態つきそうでした。
ロッククライミング、ずっと下から上がるのではなく、上からいったん降りて始めるらしい。 それでも怖いわ・・。
今、気づいたけど、ロープはどこ? アンタ、遭難中?
一番上の灯篭? 高橋兼四朗 昭和50年10月 とありました。
来た道を帰る。 景色だけより人がいると、結構感じがつかめますね。
頂上にはメニュー豊富な食堂があり、宿坊もあります。
本日、空きあります。とのこと。