通院ですが、採血と診察の間の1時間半を利用して、超絶技巧を見に行く。
撮ってSNSで拡散して良い展示とそうでない展示があり、撮っていいものはすべて紹介します。
するめ。木からすべて削り出した作品です。
湯呑茶碗やイカの吊り下げ金具、表面のグルタミンっぽい粉も。
木は木ですが、花は象牙。
象牙は手に入らなくなるので、これらの作品は今後、淘汰されていくとのこと。
蝶も水滴も1枚からの削り出し。水滴は、立体的に盛り上げて(残して)
艶を持たせて。
他にもたくさんあり、ゆっくり見ると2時間近くかかります。
細かい漆細工などの箪笥などもありましたが、昔に作られてどこかで発見された国宝物ののように見せる努力が垣間見えますが、その必要性ががなんだかわかりません。
現在の作品なのだから、古めかしい江戸時代の漆箪笥のように作る必要はなく、今ある家具なりで作ればいいのでは?
漆箪笥も、殿様に献上され実用されているもので、飾っておくものではありません。
作者としては、使われて傷つけられたら嫌かもしれませんが、嵩張って飾っておくだけのものを買うのも厳しい。
やっぱり絵画や掛け軸は、飾るしかないけど、スペースパフォーマンスは高いなと思います。
暑くても、通院しないといけない方には、ここは涼しくて良いところです。