日本初！のミリオンセラーアルバム

先日の吉田拓郎さんに続いて、ベテラン・シンガーソングライター第2弾は井上陽水。
年末にNHKで放送された、発売から40年が経った伝説のアルバム“氷の世界”が、どのように誕生したのかを追ったドキュメンタリーを観ました。

この作品、なんと日本で初めて100万枚以上売れたアルバムだそうです！
（CDに変わる前のレコードで100万枚売れたアルバムは、その後も松山千春、寺尾聡、YMOの4組だけらしい）

当時としては珍しくロンドンでレコーディングされたとの事で、前に紹介した名曲“氷の世界”の、
あの斬新なアレンジの秘密はそんなところにもあったんですね！

“氷の世界”の曲の素晴らしさについては前に話した通りですが、
知らなかったのが大ヒットシングル“心もよう”のB面だった“帰れない二人”。

この曲、アマチュア時代から親交があったという忌野清志郎との合作だったんですね！
言われてみれば、清志郎っぽいメロディーラインがところどころ出てきます。

陽水さんはこっちをA面にしたかったらしいですが、改めて聴くと何とも言えない雰囲気のある曲です。
しかし陽水さんの初期の作品は、タイトルだけ見ても“断絶”“自己嫌悪”等々、どこか太宰治に通じる様な文学的なものを感じますね。

あの不思議？なキャラも、アーティスティックな陽水さんあってこそ！なのかな。
それでは、貴重な清志郎とのデュエットで“帰れない二人”を。

Shin

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=0XNcjYwEjrg