退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

教育現場の現状

2021年09月02日 18時29分14秒 | 日常の一コマ


本日、二学期最初の初任者研修の代替講師をしてきました。


行政により違いはあると思いますが

 

現場は・・・大変です。

 


新学期からのオンライン授業の準備が大変そうです。何しろ、送る側の準備はできていても、受け取り側が機能しているかを確認しなくてはいけません。そのために、今週は午前中のみ授業です。

来週からは3密回避のため、オンライン授業と対面授業を並行して行います。


学校給食を少人数で実施するため、午前授業組と午後授業組を分け、午前授業組は授業の終わりに給食を摂り放課、午後授業組は登校後給食を摂り授業となります。
学校給食実施は変更しません。理由は様々、生徒の家庭の事情もあるし、給食従事員の勤務確保もあります。食材も契約済みです。


授業は、一部できないものもあります。(理科の実験・密や接触のある体育・音楽のリコーダーや合唱・調理実習などなど)
話し合い学習もできませんので、基本座学です。


今日、小さいお子さんの具合が悪くなった職員が、自宅からオンライン授業をしていました。

私の授業はというと、年寄りに優しい生徒達に支えられて、楽しくできました。

 


しかし、現場は・・・・・・大変です。

 

 

一番腹立つのは、こんな忙しい時期に『初任者研修』を組む教育委員会です。


長期休業明けの二学期初めは、登校がつらい生徒もいます。そんな生徒の変化を読み取らなくてはいけません。家庭の変化もありますし、生徒が相談しやすい雰囲気(人間関係)が必要です。
この時期は、教師と生徒の関係が大切なのです。今回の初任者は1年生の担任でした。


しかも、集団研修ができないため、校内での研修(校内出張などと言ってます)です。


『バッカじゃないの!』・・・ちょっと考えれば解ることなのに、今すぐ研修しなくてはいけない内容じゃない。時期を変えても何ら問題はありません。

本人は言えないので、私が校長に文句を言ってしまいました。(言われた校長にしても、どうすることもできないのですが・・・)

 

 

学年が本当に忙しいこの時期、大切な戦力の若手の代わりにオンライン授業の「オ」の字も解らないポンコツオヤジが職員室の片隅で茫然と佇んでいるのでした。