私は総裁選の選挙権を持っていません。
それに、この騒ぎは「自民党の衆院選戦略」と思っているので、総裁選には興味ありません。
前にも書きましたが、政治家は話題にならないことは致命的だと考えていると思うからです。
この時期総裁選をやる自民党のうまさでしょう。
しかし、衆議院選挙のことを意識して少し考えてみました。
自民党と野党とには大きな違いを感じるものがあります。
攻める側と守る側、実績を語れる側と非難しかできない側の違いはあるのですが、一番の違いは「メディア対応」と感じます。
つまり、自民党はメディアトレーニングができている。(野党もしてそうですが、自民のほうが上手いと感じます)
メディアトレーニングの目的は、メディア対応に伴う社会的責任をしっかりと認識し、メディア報道の特性を十分に知ったうえでの対応力を身につけることだそうです。
対応者の発言に嘘やごまかしの疑いがかかると、メディアはしつこく取材を続けます。
発言を覆す事実が発掘されると報道は過熱し、さらに社会が受け入れがたい発言があれば、全メディアをあげての批判が始まります。(今はメディア間の団結はなさそうですが)
その結果、対応者個人だけではなく、所属する組織の信用と価値を地に落としてしまいます。
これは、守るための技術で、守る対象は自分です。
政治家は、この技術に長けている(トレーニングを積んでいる)のだと感じるのです。