大谷翔平選手が本塁打を2本も放ちました。
ボールの飛び具合がNPB仕様の方が飛びそうなので単純に比較できませんが、それでも桁違いのパワーであることは間違いなさそうです。
渡米して厚くなった胸板や盛り上がった肩の筋肉を見ると頷けます。
それにしてもヌートバー選手も含めて、時差ボケもあるだろう時期なのに大リーガーの打撃は目を見張るものがありました。(吉田正尚選手はまだ大リーガーとは云えませんが)
この差は何なのでしょうか。
パワーの差だと処理して良いのでしょうか。
日本もアメリカも、リーグをまたいだ試合(交流戦、米国ではインターリーグ)が組まれます。
12チームの日本(NPB)では18試合で総当たりの交流戦です。
30チームと所属数が多い大リーグ(MLB)では、日本風に1チームと3試合ずつ行うとすれば、3×15の45試合の筈です。ところがインターリーグは20試合でした。
どうやらメジャーリーグでは全てのチームと当たるわけではないようです。
(今年度から組み合わせが変わり、全チームと当たるようになるそうですが)
この点は日本の大相撲と似た感じなのでしょうか。
集客を優先した考え方なのかもしれません。(ライバルチームとの試合は他チームより多いようです)
兎も角、交流戦を除けば5チームと130試合行う日本と、14ームと142試合行うアメリカとでは、同じチームとの対戦数が違います。
同じ投手と対峙する打席数は少ないと考えられます。
そこで必要な力は「アジャストできる能力」なのではないかと思うのです。
1シーズンに一度しか合わない投手をどう打つのか・・・。
彼等の「アジャストする力」の差ではないか。
三振のあとに本塁打を放った大谷選手を見ていて、そんな能力のすごさを感じてしまいました。