ある記事が目にとまりました。
「樹齢100年超の大樹」まで…木を伐っても伐っても「東京に緑が増えている」発言への違和感
ここで「樹冠被覆率」という言葉が飛び込んできました。
「樹冠被覆率」とは、一定面積の地面に対して枝や葉が茂っている部分が占める割合をさす言葉です。
これに対して「緑被率」とは、一定の広がりの地域で、樹林・草地、農地、園地などの緑で覆われる土地の面積割合で自然度を表す指標の一つ。夏に撮影した空中写真などを測定データとして用いている。(Wikipedia)
つまり、芝生の公園やビル屋上の緑化部分も含まれるわけです。
そして記事では、『日本では樹木は「本数」でカウントされるのみ。そのため、いくら樹木を大量に伐採しても若木を沢山植えれば「樹木は増えている」という言い訳をされてしまうようだ。』
という実態もあるようです。
長年、人間も含めた動物たちに酸素と心地良い日陰を与え、地球の環境を守ってきた老木達。
東京の都市開発に於いて、この老木達への感謝の念が決定的に欠けてるのが残念でなりません。
かつて、中国では山を緑色のペンキで塗ったことがあったのだとか。
昨今の森林開発の発想は、この頃の中国と似たものに思えるのは私だけでしょうか。