松永正訓氏の『 開業医の正体 』という本を読みました。
ネットか何かの記事にあって興味を持ったので購入しました。
内容は
第一部 クリニックはどうやって作られているか?
第二部 医者と患者 この難しい距離感!
第三部 医者の作り方、教えます
第四部 医者は診察しながら何を考えているか?
というものです。
お医者さんの収入をはじめ、大学の医局にいた医師がクリニックを開業するまでの課程や、現在の小児科医が抱える諸問題等知らないことが多く、興味深く読むことが出来ました。
「小児科」の特殊性など難しいものだと感じました。
特に印象に残ったのは『オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン』。
患者さんとコミュニケーションを取る工夫です。
また、『・・・医師は患者から学ぶ部分も多く、ある意味患者にがまんしてもらって、その代わりに医師は一人前になっていく・・・』という記述。
これらは、教職に就いていた自分が強く感じたことと一致していて、感激しました。
亡き父が「おまえは人を相手にする職業を選んだ。それは本当に難しい職業だ」と言っていたことを思い出しました。
文章もわかりやすく、一気に読める本でした。