退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

開業医の正体

2024年07月27日 06時31分45秒 | 本を読みました

松永正訓氏の『 開業医の正体 』という本を読みました。


ネットか何かの記事にあって興味を持ったので購入しました。

 

内容は

第一部 クリニックはどうやって作られているか?
第二部 医者と患者 この難しい距離感!
第三部 医者の作り方、教えます
第四部 医者は診察しながら何を考えているか?

というものです。


お医者さんの収入をはじめ、大学の医局にいた医師がクリニックを開業するまでの課程や、現在の小児科医が抱える諸問題等知らないことが多く、興味深く読むことが出来ました。
「小児科」の特殊性など難しいものだと感じました。


特に印象に残ったのは『オープンクエスチョンとクローズドクエスチョン』。
患者さんとコミュニケーションを取る工夫です。

また、『・・・医師は患者から学ぶ部分も多く、ある意味患者にがまんしてもらって、その代わりに医師は一人前になっていく・・・』という記述。


これらは、教職に就いていた自分が強く感じたことと一致していて、感激しました。

亡き父が「おまえは人を相手にする職業を選んだ。それは本当に難しい職業だ」と言っていたことを思い出しました。


文章もわかりやすく、一気に読める本でした。