退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

不起訴処分

2020年04月09日 10時23分45秒 | ニュースより

 テレビをつけると「新型コロナ」や「非常事態宣言」のオンパレードです。

 へそ曲がりのジジイは、こんな時こそ陰に隠れたニュースに目を向けたくなります。


 4月7日のニュースに以下のようなものがありました。

2019年の2月25日に、東京都渋谷区の児童養護施設「若草寮」施設長の大森信也さん(46)が同施設出身の男性(当時22)に刺殺される事件が起きました。

 2012年3月から2015年3月まで同施設に入所していた男性は、「施設に恨みがあったようです。
 施設関係者なら誰でもいいと思い、殺すつもりで刺した」などと供述。また、退所してからも施設職員に金や仕事の話をされることに対し「ストーカーされた」と話していたという。

 報道によれば、男性は2018年9月、家賃を滞納するなどしてアパートを退去させられ、その際に同施設職員が対応した。事件を起こした際、男性は無職で、ネットカフェで寝泊まりしていた。男性は精神鑑定の結果などを踏まえ、2019年の5月に不起訴処分となった。

 その後、東京第6検察審査会は昨年10月、心神喪失中の犯行だとした地検の判断は「検討が不十分」と指摘していました。
 検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けた元入所者の男性は、地検の鑑定留置で当時の精神状態を調べた結果、刑事責任を問えないと判断され、再び不起訴処分としました。
 処分理由を明らかにしていいません。
 <KYODO



 大森施設長は周りの人からの人望が厚かったそうです。

 その命を奪った男性のその後はわかりません。


 『心神喪失中』だったとはいえ、人の命を奪っているのだから、「罪に問わない」のならそれなりの施設で加療を義務付ける必要があるだろうと思います。
 本来、受けるだろう量刑や執行猶予期間(殺人の場合はどうか解らないですけど)に相当する入院加療や保護観察が出来ないのだろうか。


 人を殺めました。心神喪失中で罪に問えません。釈放されました。

 じゃ怖いでしょう。


 『心神喪失』に至る背景もあったかもしれません。
 そんなことを克服するためにも「加療」が必要かと思います。


 この辺の制度については全く無知なので、今回の男性がその後どう扱われているのかはわかりません。

 報道があったのでしょうか? 「不起訴処分」と云いっぱなしではいけない事案だと思いました。


 PS.
  昨日のニュースでは、御殿場市市長の英断がすごいと思いました。
  国会議員より偉いよね!





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