時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

居残り

2006年04月09日 | Indiana大学
先週「重要なことなので絶対来い」という呼び出しメールが来て、時間の予約を取り、行ってきました。パスポート、ビザ、入学許可証、I-94(入国記録)等持って来いとあります。わけがわからないまま行ってみるとそこは体育学部のとあるコンピュータ教室。時間になると学生スタッフが来てスクリーンになにやら映し、説明もないままセッションがスタート

「留学生、外国人教員のためのCINTAXというウェブサイトに入って作業せよ」というスクリーンの指示にとにかく従って進むと、最終的にPCで入力した自分の情報が入った4種類の公文書が出来上がりました。それが画像のもの。税金にかかわることをやっているのは分かりましたが、目的はよく分からない。スタッフに「なんなのか全然分かりません。次はどうするんですか?」と聞くと「州の税金についてはオンラインじゃなくて、手書きをお奨めしているのでそうしてください」と。再び指示通り、州のサイトから4種類の書類をダウンロード。

合計8種類の謎の書類が手元に。一部のスタッフは雑談しててちっとも相談に乗ってくれないし、そのうちほとんどが帰ってしまい、どこをどう記入していいか分からない書類を前に呆然としていると、やっと面倒見のいい人が一つ一つ付き合ってくれました。その人に「そもそもいったいこれは何のためにやってるんですか?」と聞くと「えっとね、これはあなたの税金をとりあえず見込みで預かるんですよ。それで・・・・」と非常~に基本的なことを説明してくれて「やっぱりこれは『確定申告』だったのね」と分かりましたが、こういうまったくの初心者もいるんだから「今日はこういう趣旨です、作業してください」とひとこと言っておいてくれればいいのに。(こっちがバカなのかもしれません)

たった一人最後まで残ってくれたとっても親切な学生スタッフ(彼も留学生)のおかげで何とか、「あとちょっとで完成」というところまで持っていけました。これを自分で合衆国と、州それぞれの税務署に郵送するんだそうです。2時間30分もかかりました。なんか、昔からこういうのは要領が悪くて、しばしば「居残り」になってたような。日本でもやったことがなかったので、違うシステムの国で違うことばでやられたらなおさら分からない。来年からはもうちょっとすみやかにやりたいです。

結局たぶんこれは留学生のために確定申告を手伝ってやるから来い、というセッションらしい。おかげで、数百ドルの還付を受けることができるようです。

ちなみに、「ビザの種類は何だ」「かつて別のビザで入国したことがあるか」「いつ入国した」「2005年の間にアメリカの外にいったん出たか」等等も聞かれます。(当たり前のことですが)われわれは国内では「国籍」に守られていて、いったんその「域外」に出ると、いろんなことにさらされるんだな、というのをこういう機会のたびに実感します。