時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

スポーツが、好き・・・

2007年02月05日 | Bloomingtonにて
朝、起きてすぐ体温を測る習慣がつきました。もう1年以上。意外なことに36.5℃を最頻値にやや左に歪んだきれいな分布。非常に安定。

ベッドに入ったまま測定するので、再び寝入ってしまわないよう、一日のうちそのときだけ、3分くらいTVをつけます。見るのはニュースショーですが、最近の話題はスーパーボウル。地元のColtsが登場ということでおおはしゃぎ。何日も前からスタジオにカウントダウン電光掲示。まだなーんにもやってないマイアミからそれでも中継、マイアミへ向かう人たちをIndyの空港から中継。。。(日本のTVみたい)

昨日スーパーに行ったときも、レジで私の次に並んだおばちゃんが買っていたケーキは、「スーパーボウルスペシャル」。Coltsのチームフラッグの模様のデコレーション乗ってました。Ericが私に引き継いだ音声学実習のwebsite管理者パスワードも「くたばれPurdue」みたいな意味。彼はカレッジバスケットボールの大ファンですが、IUとPurdue大学がライバルなんでしょう。ここまで見てきたアメリカ人の地域間の対抗意識は屈託なくかつ露骨。

ところで、先日のサッカーイタリアリーグにおける暴力事件は、スポーツにとってSuper Bowl~!!!よりはるかに重大なニュースだと思います。2004年の冬イタリアに行き、ブレシアという北部の地方都市で一試合見たのですが、スタジアムは古くスタンドは金属パイプで支えた粗雑な造り、ブーイングのたびに座席の下の薄い金属板を観客がかかとで蹴っ飛ばしてすごい騒音。観客は95%以上男(写真をご参照ください)。発炎筒は当たり前。やばい雰囲気。治安を含め観戦の環境整備がなっておらず、改善の努力も皆無、という指摘は前からありました。去年の八百長問題も含め、放置されてきた問題がついに爆発した体。

私はスポーツ、とりわけサッカーのファンではありますが、商業主義と腐敗、選手の売買に群がる金の亡者、同業者の選手生命を奪うことも厭わない暴力的なプレー、スタジアム内外の暴力など、嫌いな部分も多々あります。今はプラスの部分が勝っているのでまだ見て(それによってわずかながらも支持して)いますが、マイナスの部分が勝ると思ったら、捨てることに躊躇はしないつもりです。スポーツには功罪があり、スポーツが救う人々もいる。スポーツから「ならず者」を追い出しても、消えるわけではなく他に行くだけでしょうから、それで事足れりとしてはいけませんが。ともあれ、好きだったスポーツがだんだん素直に好きと言えなくなってきていることは残念です。

ちょっと怖い雰囲気だった上記の試合、現役最後の年のロベルト・バッジョが見られるという幸運に恵まれました。力みのない華麗な動き。ライン際まで切り込んで味方に戻したアシストは絶妙。結局2得点1アシスト。でも、審判への抗議はほんとに執拗でした。