時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

再会

2010年01月19日 | 旅行記
学期も始まって忙しくなってきたので、アメリカ言語学会についてもうちょっと書いて終わりにしたいと思います。今回、発表もまあまあ上手く行ってよかったのですが、楽しかったのが、いろんな人との再会でした。

以前、ワークショップで知り合ったデラウェア大のYさんは、覚えていて声をかけてくださいました。インディアナ大(の言語学科)で最近Ph.Dを取った知り合いも5人。一人は発表、もう一人はなんと就任した大学の人事の仕事のため。広いアメリカは、こういう機会を利用して候補者を一気に集めて面接するのが伝統だそうです。もちろん、候補者の発表もチェックする。あとの3人はこの近くの大学やら、病院で研究員をしています。2年ぶりくらいだったでしょうか。発表者のリストにはなかったので、会えるとは思っていませんでした。

また、日本からも知り合い(Ph.Dはアメリカ)が来て、お話しする機会がありました。San Antonioの音響学会では、発表するから当然来るはずの人以外に出くわすことなんか全くなかったので、なんでこんなに再会があるのか不思議だったのですが、どうやらここはワシントンとか、ニュージャージとか、デラウェアとか、東海岸の大きな都市(そして有力大学)のあるところと近くて、みんなにとって便がよかったということのようです。

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さて、写真はこれも名物らしい「クラブケーキ」。けっこう有名なシーフードレストランで食べたもので、実際18ドルくらいとかなり高いんですが、まあ、結局、カニ肉をなんかクリーミーなソースで固めたものを、ハンバーガーのようなバンズにはさんで出してくる。でも、カニならもっと美味い食い方あるんじゃない? やっぱり魚介類の醍醐味は日本人(とか中国・韓国)の方が知ってるなと。

付け合せは、フレンチフライと、コールスロー。ファーストフードじゃないんだから・・・ なんか、高級料理店でそれなりの料理を注文した、という気がしない。家に帰ってニョーボの料理を食ったときの喜びといったら。「うまい」を連発していたら、よほど実感が篭っていたらしく、娘が習得して、最近は食事中に「んまぃ」と言うようになりました。

(↓ つづく)

ホテル

2010年01月19日 | 旅行記
宿泊地は、学会の会場にもなっているヒルトン・ボルティモア。かなりいいホテルだと思いますが、師匠によるとここが近辺で一番安かったんだそう。それでも$125! (これでも言語学会が交渉して引き出した特別レート) 東京や大阪なら、学会会場になりそうな場所の近辺にだって、もうちょっといろんな価格帯の選択肢があるはず。東京が世界で一番生活費が高い、というのは、多国籍企業の駐在員や外交官の生活レベルで考えた場合だ、という記事がありましたが。このケースにかぎらず、アメリカの都市、ボストンとかNYの生活費のべらぼうな高さは人から間接的に聞くことがよくあります。ときどき日本のマスコミが取り上げるあの生活費ランキングは、一般の人にはあまり適切な指標じゃないのでは。

わたしともう一人の院生は、師匠たちの部屋に居候させてもらったので、そのなかなか上質のホテルの部屋の床で寝ましたが、カーペットも、追加でもらったブランケットも質がなかなかよく、けっこうぐっすり。もう一つ、寝られた原因が、写真のジム。ほぼ毎日、ここへ行ってみっちり運動しました。なにしろ、食事の量が多く、でも、完食を心がけていたら、毎回苦しいくらい満腹で。この部屋の隣はプール、サウナもありました。初日は利用客がかなりいましたが、学会が始まった二日目からはがらがら。言語学者ご一行は、社交に忙しかったもよう。

(↓ つづき)

帰途へ

2010年01月19日 | 旅行記
学会最終日は、学期が始まる直前の日曜日。一緒に帰るウィルが、「ちょっと早めに着いておきたいんだよね」と妙に慎重だったので、国際線に乗るのか、というくらいの、出発2時間以上前に空港に行くと・・・ セキュリティで長蛇の列。最初は「こりゃ乗れないかも」と思ったくらい。NY→インディの便がほとんど若い人だったことでも分かるとおり、大学生が大学のある街へ移動する大混雑日だったんですね。ウィルの正しい判断のおかげで、慌てず間に合いました。

帰りも乗り継ぎはNYのラ・グァルディア空港。インディから来たときと同じコースで空港へ入るので、また自由の女神とご対面。奥に見えるのはマンハッタン島じゃなくて、昔移民の審査をしたというエリス島だそうです。

ボルティモアからの便も時間通り。NYでの搭乗もスムーズで、今回は順調、と思っていたら、みーんな乗り込んだ後にアナウンスが。

「みなさん、よくお聞きください。本機は現在重量オーバーです。皆さんの中で、後の便に乗ってくださる方を募ります。その便は、××空港(忘れた)乗換えで、インディアナポリス到着は11時の予定です(この便の到着予定は6:30ごろ)。応じてくださった方に、一人$350差し上げます。お二方必要です。どなたか、お申し出下さいませんか。」

満席だったし、横3列と小さな飛行機だったけど、全席使えないなんて。俺じゃ軽すぎるよね、と思ってると、女性がお二人、申し出てくれました。荷物を再び取り出すのに時間がかかって、かなり遅れて出発。

こんなふうに、ワタクシの2010年が開始。この学会の準備も含め、ばたばたとしているうちに冬休みも終わり、次の日から春学期に入りました。ちなみに、こちらは現在月曜日の夜ですが、今日は「Martin Luther Kingの日」で、お休み。

(1月19日の記事おしまい)