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私は試合終了後が好きです。スタジアムに見に行っても、最後まで残って選手やサポーターの姿、片付けるボランティアの姿などを見ます。ゆっくりその試合を味わう時間です。
昨日はPhonology Fest、McCarthy、Attila両講師の最終回。それから夕方まで仕事、「日本vs.ブラジル」は見ず。しかし、幸いビデオを見せてもらう機会に恵まれました。でも、ESPNは試合終了後せいぜい20秒そこそこで「Thank you for being with us」終わり。そこから視聴率がぐんぐん落ちるのでしょうから、仕方ないですけど。
さてワタクシ、予想が外れまくっております。中でも日本の躍進を予想、外れました。暑さに強い、ヨーロッパで試合に出続けた選手がほとんどいない、という理由で、コンディションがいいと予想。大はずれ。一方、当たりそうな気配なのが、「ロナウドが通算得点記録を破る」。でも、それに貢献したのは日本。まして、ヘディングがヘタクソな彼にめったにないヘディングを決められるとは(私は初めて見た)。近くにいた中沢は、競れてもいませんでしたから、それ以前に勝負がついてました。
でも、日本の動きはまあまあ、あんなもんでしょう。玉田、けっこう効いてました。囲まれながら一発で逆サイドに出した稲本のパスも、かなりのレベルでは。一方、ジュニーニョのシュートすごかった。ボールをセットできるFKならまだしも、プレイオンの状態から無回転シュート。たぶん、ボールはゆれてたと思います。川口のミスじゃないのでは。これでもロベカルにFK蹴らせ続けるのは試合を投げてるとしか思えない。
ピンポイントのヘディングを逆サイドのロナウドへ折り返し、アシストしたシシーニョ。川口の脇の下に見事にコントロールした、鋭いシュートを決めたジルベルト。ベテランに一息とか言わないで、このまま彼らを使ったほうが優勝の確率が高くなるのでは。
前半から後のことを考えずぶっとばしたこと、ブラジルが効果的にボールを回し続けたこともあり、日本の選手、最後は足が止まりました。ロナウドの4点目は久しぶりに彼らしかったけど、そのころには既に好き放題回されてました。
練習も含め毎試合鬼気迫る働きを見せた中田英選手でしたが、最後はピッチを動かなかったとか。その姿を目に焼き付けたかったのですが、残念。彼の生き方全体に興味はありませんが、競技者としての生き方には注目してきたし、教えられたことも多い。その彼がキャリア上での集大成をこんな無惨な形で終えるとは。高いレベルで戦う以上、勝ちはほとんどなく負けばかりになるのは仕方ありませんが、他人事とはいえ、傷み入る部分もあります。宮本などだけでなくアドリアーノとかが慰めていたとの報道。国際的な選手移動が盛んになって選手が仲良すぎる、という意見もあるようですが、敵・味方の壁が消えてこういうことが起こるのはとても好きです。
彼は技術的に突出しているわけではなく、一人で試合を決められるようなタイプではない。それでも選手としての姿勢では彼が「突出した存在」であることが、明らかだったと思います。それは彼の価値を確認させるものではありますが、同時に彼のような人間が「突出(=浮いた)存在」になってしまうことが、彼らのチーム、ひいてはわれわれの社会の特徴を現している、と思います。
W杯が1998年に24から32カ国へ膨張し、自国開催によるボーナスの恩恵も受け、2しかなかったのが4.5まで拡大されていたアジアの出場枠。今回いかに韓国ががんばってくれても、まちがいなく減る。オーストラリアも入ってきて、中国が伸びてくる。これで日本のW杯本大会出場は(しばらく)見納めかもしれません(FIFAはお金持ち日本には出てほしいでしょうけど)。規模拡大の恩恵を受け、経済的にも手厚くサポートを受け、脚光浴びて大舞台でブラジル相手に戦えた彼らは、やっぱり幸せな人たちです。その経験を次につなげる義務があるでしょう。「お疲れ様」ではありますが、彼らの「日本代表」としての仕事は、終わったわけではない、と思います。
彼らを「代表」と呼ぶなら、彼らの姿はわれわれの姿でもあり、彼らへの期待や失望は自分に跳ね返るのでなければいけないと思っています。こっちは彼らとは戦うレベルが比べ物にならないし、常に「予選敗退」みたいな状況ではありますが、それでも世界と伍せるようになりたいと思って日本を出たつもり。持てる力を出し切って仕事したいと思います。(写真は中央図書館のロビーから、西棟(学習スペース)の入り口を写したもの。ここで宿題やったり、待ち合わせたり、ディスカッションをしたりします)
昨日はPhonology Fest、McCarthy、Attila両講師の最終回。それから夕方まで仕事、「日本vs.ブラジル」は見ず。しかし、幸いビデオを見せてもらう機会に恵まれました。でも、ESPNは試合終了後せいぜい20秒そこそこで「Thank you for being with us」終わり。そこから視聴率がぐんぐん落ちるのでしょうから、仕方ないですけど。
さてワタクシ、予想が外れまくっております。中でも日本の躍進を予想、外れました。暑さに強い、ヨーロッパで試合に出続けた選手がほとんどいない、という理由で、コンディションがいいと予想。大はずれ。一方、当たりそうな気配なのが、「ロナウドが通算得点記録を破る」。でも、それに貢献したのは日本。まして、ヘディングがヘタクソな彼にめったにないヘディングを決められるとは(私は初めて見た)。近くにいた中沢は、競れてもいませんでしたから、それ以前に勝負がついてました。
でも、日本の動きはまあまあ、あんなもんでしょう。玉田、けっこう効いてました。囲まれながら一発で逆サイドに出した稲本のパスも、かなりのレベルでは。一方、ジュニーニョのシュートすごかった。ボールをセットできるFKならまだしも、プレイオンの状態から無回転シュート。たぶん、ボールはゆれてたと思います。川口のミスじゃないのでは。これでもロベカルにFK蹴らせ続けるのは試合を投げてるとしか思えない。
ピンポイントのヘディングを逆サイドのロナウドへ折り返し、アシストしたシシーニョ。川口の脇の下に見事にコントロールした、鋭いシュートを決めたジルベルト。ベテランに一息とか言わないで、このまま彼らを使ったほうが優勝の確率が高くなるのでは。
前半から後のことを考えずぶっとばしたこと、ブラジルが効果的にボールを回し続けたこともあり、日本の選手、最後は足が止まりました。ロナウドの4点目は久しぶりに彼らしかったけど、そのころには既に好き放題回されてました。
練習も含め毎試合鬼気迫る働きを見せた中田英選手でしたが、最後はピッチを動かなかったとか。その姿を目に焼き付けたかったのですが、残念。彼の生き方全体に興味はありませんが、競技者としての生き方には注目してきたし、教えられたことも多い。その彼がキャリア上での集大成をこんな無惨な形で終えるとは。高いレベルで戦う以上、勝ちはほとんどなく負けばかりになるのは仕方ありませんが、他人事とはいえ、傷み入る部分もあります。宮本などだけでなくアドリアーノとかが慰めていたとの報道。国際的な選手移動が盛んになって選手が仲良すぎる、という意見もあるようですが、敵・味方の壁が消えてこういうことが起こるのはとても好きです。
彼は技術的に突出しているわけではなく、一人で試合を決められるようなタイプではない。それでも選手としての姿勢では彼が「突出した存在」であることが、明らかだったと思います。それは彼の価値を確認させるものではありますが、同時に彼のような人間が「突出(=浮いた)存在」になってしまうことが、彼らのチーム、ひいてはわれわれの社会の特徴を現している、と思います。
W杯が1998年に24から32カ国へ膨張し、自国開催によるボーナスの恩恵も受け、2しかなかったのが4.5まで拡大されていたアジアの出場枠。今回いかに韓国ががんばってくれても、まちがいなく減る。オーストラリアも入ってきて、中国が伸びてくる。これで日本のW杯本大会出場は(しばらく)見納めかもしれません(FIFAはお金持ち日本には出てほしいでしょうけど)。規模拡大の恩恵を受け、経済的にも手厚くサポートを受け、脚光浴びて大舞台でブラジル相手に戦えた彼らは、やっぱり幸せな人たちです。その経験を次につなげる義務があるでしょう。「お疲れ様」ではありますが、彼らの「日本代表」としての仕事は、終わったわけではない、と思います。
彼らを「代表」と呼ぶなら、彼らの姿はわれわれの姿でもあり、彼らへの期待や失望は自分に跳ね返るのでなければいけないと思っています。こっちは彼らとは戦うレベルが比べ物にならないし、常に「予選敗退」みたいな状況ではありますが、それでも世界と伍せるようになりたいと思って日本を出たつもり。持てる力を出し切って仕事したいと思います。(写真は中央図書館のロビーから、西棟(学習スペース)の入り口を写したもの。ここで宿題やったり、待ち合わせたり、ディスカッションをしたりします)
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