雑多に今日あったことを報告します。
水曜日は社会言語学の授業日。今日は4回目のレポート提出。「ジェンダーと言語」についてのエッセイでした。自分の第一言語をテーマにしてよかったので、日本語を題材に。最近の日本語の性差についての論文とか、有名なDeborah Tannenの論文などを英語で読みました(はじめてTannenを読みました。本格派なんですね。いい論文でした!)が、『愛の流刑地』とか、『負け犬の遠吠え』とか、大阪大行動経済研の報告書『なぜあなたは不幸なのか』とか、日本語で書かれた資料も使って、好き勝手なことを書きました。ちょっとラクでした。
授業では毎回1人ずつ発表があります。今日は台湾のYi-Tingが発表。台湾における英語学習熱について。事情は日本と似ているように感じました。ネイティブのAETが珍重されているけど、言語教育トレーニング無しに教えている人が多くて、あまり成果はあがっていない。でも、厳しいトレーニングを受けた台湾人の先生はあまり親や生徒に評価されない。塾へ通うことが推奨されているため、親の経済力による学力差拡大が進行中。中国語学習だけで手一杯の原住民系は英語まで手が回っていない等等。 いい発表でした。
彼女にはKellyという英語のニックネームがあり、私はそれで呼んでいます。台湾では珍しいことではないそうで、英語教育の加熱ぶりが分かります。彼女を含めた、台湾からの1年生3人はみんなとても英語が上手です。私は知らなかったのですが、2001年から台湾は普通話(Mandarin Chinese)に加えて、Taiwaneseを公用語としたそうです。その狙いは明らかだと思いますが、EthnologueのWebには... その情報は載っていないですね。外務省の各国地域・情勢Webでは... 日本は正式には台湾を国として認めていなかったですね。あるわけがなかった。
Kellyに尋ねると、「Mandarin Chineseが自分たちの文化だと感じているから、Taiwaneseを公用語にする意義は感じられない」とのことでした。でも彼らは、自分たちを「中国人」だとは思っていないようで、別の台湾の学生Yen-Chenの発表のときに、タイトルが"Politeness in Taiwan"なのに質問になったらもうみんな"In China..."、"In Chinese..."となるので、「台湾は中国じゃない!」とご立腹でした。
写真は落ち葉掃除のシーン、めちゃくちゃな量が落ちっぱなしになっていて、ここの人は片付けてもきりがないから、落ち葉は放置するんだろうか、と思っていましたが、やっぱり片付けるようです。見にくいかもしれませんが、画面左側にある赤いトラクターみたいな車から空気を飛ばして、落ち葉を寄せ集めて、あとは人間がかき集める、という作業をやっていました。
授業後、学生会館(書店・食堂・ゲーム場・映画館・銀行・ホテルなどの複合施設)に寄ったあとバスで帰宅。図書館のところでトルコ人のSinemが乗ってきました。知り合いの応用言語学のトルコ人の女性(名前は忘れました)も一緒に乗ってきたので、「ああ、二人は知り合いだったの~」と言うと、そうではなく、二人とも私の顔を見て近づいてきただけで、お互いは会ったこともなく、意識もしていなかったということです。
私が指摘してはじめて、お互いがトルコ人であることを知ったらしく、偶然ながら私がトルコ人どうしを引き合わせることになりました。その後は話し込んでいました、トルコ語で。ちょっとだけ不思議な体験でした。応用言語学のトルコ人の女性はアンカラ出身。「この国の文化がどうも合わないから、Ph.Dまでは取らないで帰ろうかな...」と言っていました。一方のSinemはイスタンブール出身。日本人のフィアンセがいるのですが、日本語は話せません。
脈絡のない内容でしたが、今日あったことでした。
水曜日は社会言語学の授業日。今日は4回目のレポート提出。「ジェンダーと言語」についてのエッセイでした。自分の第一言語をテーマにしてよかったので、日本語を題材に。最近の日本語の性差についての論文とか、有名なDeborah Tannenの論文などを英語で読みました(はじめてTannenを読みました。本格派なんですね。いい論文でした!)が、『愛の流刑地』とか、『負け犬の遠吠え』とか、大阪大行動経済研の報告書『なぜあなたは不幸なのか』とか、日本語で書かれた資料も使って、好き勝手なことを書きました。ちょっとラクでした。
授業では毎回1人ずつ発表があります。今日は台湾のYi-Tingが発表。台湾における英語学習熱について。事情は日本と似ているように感じました。ネイティブのAETが珍重されているけど、言語教育トレーニング無しに教えている人が多くて、あまり成果はあがっていない。でも、厳しいトレーニングを受けた台湾人の先生はあまり親や生徒に評価されない。塾へ通うことが推奨されているため、親の経済力による学力差拡大が進行中。中国語学習だけで手一杯の原住民系は英語まで手が回っていない等等。 いい発表でした。
彼女にはKellyという英語のニックネームがあり、私はそれで呼んでいます。台湾では珍しいことではないそうで、英語教育の加熱ぶりが分かります。彼女を含めた、台湾からの1年生3人はみんなとても英語が上手です。私は知らなかったのですが、2001年から台湾は普通話(Mandarin Chinese)に加えて、Taiwaneseを公用語としたそうです。その狙いは明らかだと思いますが、EthnologueのWebには... その情報は載っていないですね。外務省の各国地域・情勢Webでは... 日本は正式には台湾を国として認めていなかったですね。あるわけがなかった。
Kellyに尋ねると、「Mandarin Chineseが自分たちの文化だと感じているから、Taiwaneseを公用語にする意義は感じられない」とのことでした。でも彼らは、自分たちを「中国人」だとは思っていないようで、別の台湾の学生Yen-Chenの発表のときに、タイトルが"Politeness in Taiwan"なのに質問になったらもうみんな"In China..."、"In Chinese..."となるので、「台湾は中国じゃない!」とご立腹でした。
写真は落ち葉掃除のシーン、めちゃくちゃな量が落ちっぱなしになっていて、ここの人は片付けてもきりがないから、落ち葉は放置するんだろうか、と思っていましたが、やっぱり片付けるようです。見にくいかもしれませんが、画面左側にある赤いトラクターみたいな車から空気を飛ばして、落ち葉を寄せ集めて、あとは人間がかき集める、という作業をやっていました。
授業後、学生会館(書店・食堂・ゲーム場・映画館・銀行・ホテルなどの複合施設)に寄ったあとバスで帰宅。図書館のところでトルコ人のSinemが乗ってきました。知り合いの応用言語学のトルコ人の女性(名前は忘れました)も一緒に乗ってきたので、「ああ、二人は知り合いだったの~」と言うと、そうではなく、二人とも私の顔を見て近づいてきただけで、お互いは会ったこともなく、意識もしていなかったということです。
私が指摘してはじめて、お互いがトルコ人であることを知ったらしく、偶然ながら私がトルコ人どうしを引き合わせることになりました。その後は話し込んでいました、トルコ語で。ちょっとだけ不思議な体験でした。応用言語学のトルコ人の女性はアンカラ出身。「この国の文化がどうも合わないから、Ph.Dまでは取らないで帰ろうかな...」と言っていました。一方のSinemはイスタンブール出身。日本人のフィアンセがいるのですが、日本語は話せません。
脈絡のない内容でしたが、今日あったことでした。
アドレスの変更はないですか?
yahooメールから送信しましたがはねられます。
アドレスはいつものとおりアドレス帳から引いています。いったいなぜでしょうか。
ご報告ですが、ゼミでHPを立てました。
お立ち寄りください。
http://4hp.jp/?id=phonetics
『よゼミ 音響音声学の研究』というものです。
検索かけてヒットしない確率大です。ここからワープするなり、アドレス入力で来てください。
ご報告まで。