山遊塾With You

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気の向くままに歩いています。

鎌倉街道山の道ウォーク第5回目はJR高尾駅から小田急町田駅までを歩いて来ました。

2020年03月25日 | ウォーキング
 世界中が新型コロナウィルス騒ぎで、世の中が異様な雰囲気になってしまいました。東京オリンピックも延期になりそうだし、海外への旅行もままならない状況になってきました。まさか日本も外出禁止令などが発令されるなんてことにはなるまいな?。そうなったら海外どころか、近隣の山やウォーキングにも行けなくなってしまう。と思うのは心配のし過ぎでしょうか。
 とそんなことも気にしながら、鎌倉街道山の道を引き続き歩くために、電車に乗ってJR高尾駅まで行きました。こんなときに山に行く人は少ないだろうと思っていたら、駅前のバス停には沢山の登山者が列をなしていました。


 今回のコースはJR高尾駅から京王高尾駅高架の下を通って、みころも霊堂の脇を通って行くことから始まりました。最初の写真はそこから町田街道に出るまでの古道です。


 右に拓殖大学の入口を見て坂を下って行くと県道47号に合流してさらに恋路の坂を下り大戸の分岐に出ます。ここで道は二つに分れて、左の町田街道をただひたすらに町田駅を目指して歩きました。


 大戸に通りに面して詩人八木重吉の生家があるのでちょっと立ち寄ってみました。29歳という若さで亡くなったということですが、生家の前の自然石に「このあかるさのなかへ、ひとつの素朴な琴をおけば、秋の美しさに耐へかねて、琴はしずかに鳴りいだすだろう 八木重吉」と刻まれていました。


 法政大学入口の案内を左に見て過ぎると、町田街道左に大賀ハスで有名な円林寺がありまして、門前の両側に立派なお地蔵さんが座っています。ここは寄らずに素通りです。


 行昌寺のすぐ先に夕焼け小焼け発祥の中村家がありました。中には入らず通りから眺めただけです。


 相原十字路を過ぎると僅かに残った旧道の脇に七国古道の案内標識が立っています。七国峠を経て八王子に続く古道ですが、三年前に高麗王若光の道を歩くと銘打って峠を越えて八王子に向かいました。。


 横浜線相原駅手前の長福寺に立ち寄りました。正面の山門に掘られた彫刻が立派です。さらに文殊堂の彫刻が素晴らしので、暫く見入ってしまいました。本堂の天井絵が素晴らしいと聞いていたのですが、中で法事が行われていたため、残念ながら観賞することはできませんでした。


 長福寺の裏山が墓地になっており、そこからは丹沢の大山が正面にあって、良い展望台になっています。



 相原駅を過ぎると旧道の左に茅葺の立派な家がありましたので、ここにも少し立ち寄ってみました。現在も医院として使用されていますが、江戸末期の大型農家ということです。庭も立派でした。この後は時間も無くなりただひたすらに歩いて、午後4時半に町田駅に着きました。
 山ノ道はこの町田で上道に合流して鎌倉に向かうことになります。上道は過去2回歩いていますが、今回も4月、5月の二回に分けて鎌倉まで歩きます。