山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

渡良瀬渓谷鉄道に沿って最終駅の間藤まで行ってきました。

2013年06月30日 | ウォーキング

 渡良瀬渓谷鉄道は間藤駅が終点になります。現在進行中の渡良瀬川ウォークのコース下見もあって、渡良瀬渓谷鉄道終点から先の松木沢まで行ってみました。

 銅の生産で活気を呈した足尾銅山も、今は採掘を終止して、廃墟となった建物の取り壊しや処分を行い、一頃の壮絶な眺めも一変しました。松木沢両岸の斜面も、長い年月をかけて草や木が植えられて、山が生気を取り戻しつつあります。

 写真は足尾駅に入ってきたトロッコ電車です。


6月27日鬼怒沼へ物見山新道から登ってきました。

2013年06月27日 | 登山

 尾瀬沼の入口大清水から、鬼怒沼まで物見山新道を登って行ってきました。梅雨の中休みか天気は晴れ。ウィークデーの木曜日とあってか、一人の登山者にも会うことなく、鬼怒沼を往復しました。

 大清水から鬼怒沼へは急登で知られる物見山新道があり、それも足場が悪くてきつい道です。一旦物見山(2113m)まで登って鬼怒沼の北端まで降りると、そこから南に向かって湿原が延びています。今丁度ワタスゲが一面に穂をなびかせていて、その中に二つ三つと池糖が澄み切った水面に空の色を写していました。北を見れば燧ケ岳、南を見れば日光白根山がと、最高の展望を楽しむことができて幸せな一日でした。

 写真は鬼怒沼から見た燧ケ岳です。

 


これが渡良瀬渓谷神戸で見た鹿の遺体です。

2013年06月24日 | ウォーキング

 こう無造作に転がしてあるとちょっとギョッとします。

 日本鹿は近年増加中と言われ、特に里山への進出が激しく畑の野菜の被害が大きくなっているようです。また冬季に食料となる草が無くなると、特に若木が食料として狙われるため、木が育たなくなっている地方もあるとか。

 また私たち登山愛好家にとって厄介なことは、鹿が宿主になって「山ヒル」を拡散させているとも言われます。地球温暖化も手伝って、現在いたるところで「山ヒル」が問題になっています。

 捕獲でも射殺でも今は専門にする人が高齢化して、人手が無いと聞きます。若者は都会に出てしまい残るは老人のみ。山を護る人手が無くては鹿害も拡大するばかり。地方の山地や田畑がどんどん荒地化していっている状況です。本当にどげんかせんといかん。

 


渡良瀬川遡行第4回目です。

2013年06月23日 | ウォーキング

 6月23日渡良瀬川遡行第4回目を行いました。渡良瀬渓谷鉄道大間々駅から高津戸峡⇒穴原薬師堂⇒貴船神社⇒水沼の五月橋を渡って、かって銅(あかがね)街道と呼ばれた時代に、足尾銅山の銅が運ばれた街道の宿場町であった「花輪宿」を通り、梅の狩生から小中駅へ吊り橋の下松島橋を渡り、国道122号を少し歩き、神戸(ごうど)駅に午後2時半に到着。

 コースとしては結構アップダウンもある上に、何度か渡良瀬川を右岸、左岸と渡り返すなど変化に富んだ面白いコースでした。梅雨の一休みの僅かな好天日を使っての歩きでしたが、妙に蒸し暑く汗もかきました。

 帰りの電車はほぼ満員状態で驚きました。第3セクターでやっている鉄道としては、成功している例かもしれません。神戸東町で射殺されて民家の前に置いてある鹿を見ました。今どこも鹿の害で困っているという話を聞きます。

 写真は足尾銅山が盛んだったころ、渡良瀬川に沿った銅(あかがね)街道にあって、繁盛した花輪宿です。今もそのころの面影を残しています。

 

 

 

 

 


山岳遭難が戦後最高になったとか。

2013年06月18日 | 登山

 近年の登山装備の進歩は素晴らしく、私などが山を始めた50数年前とは雲泥の差です。登山靴も無く地下足袋で山へ行きました。服装もひどいもので着古した学生服を使っていました。

 岩登りは麻の12ミリ30メートルが普通でした。鉄のカラビナと鉄のハーケン。そしてウッドシャフトのハンマーを腰にぶら下げて、かの地下足袋を履いて岩をよじ登っていました。思い出せば本当に懐かしく、ただただ山に登っていたいだけの青春でした。

 ドイツの若き天才クライマー ゲオルク・ウィンクラーに憧れて、ヒマさえあれば一人で近所の5メートルほどの露岩を登っていました。

 私の生きた時代の山好きは、大体同じような環境の中で登っていたと思います。ろくな装備も無い。山の情報も乏しく、現在のようにパソコンがあるわけでもなく、山岳雑誌は「岳人」くらい。それも120円の金がないと買えない月があったりで、そんなときは必要な部分だけ立ち読みするといった按配。

 こんなにも山の情報誌やネット上に情報が溢れ、知りたいことは即座に知ることができ、また装備については、現在のハイカーさんたちが持っている装備が、私たちの若かった時代にあったら、どれほどの登山が出来たろうと、うらやましく思います。

 ハイクラスの装備と最新の情報を手に入れても、近年の山岳遭難の増加はなぜなのか。メディアは単に高齢者が増えたことによる、と言っていますが、私とて高齢者の仲間に近い年です。ひとつ私なりに考えることはあります。私の主催する登山教室の受講生が、10年前に較べると断然少ないのです。最近は一人の受講生も無いときがあります。どうしてこうなったのか。みんな勉強が嫌いになったのだろうか。

 近年の山の情報誌の氾濫とネット情報から、知りたいことはほとんど手に入る。技術的なこともノウハウ物が沢山出版されています。そんなことからわざわざ教室まで出向く必要が無くなった。それらを読むことや見る事で大方山とはこんなものと理解できているのかな。

 登山は地道に体で覚えていくものと思っています。体験こそが一番の勉強。そこに知識や技術が身についていけば、より安全な登山が出来るものと考えています。

 


逆戻り梅雨の中南アルプス甲斐駒ケ岳黒戸尾根を登りました。

2013年06月16日 | 登山

 6月14日の天気予報は関東一円雨になっていましたが、台風3号もただの熱低に変わるということから、予定通りに黒戸尾根から甲斐駒ケ岳を目指しました。標高差2,200mは富士山を除いて国内ではもっとも大きく、やはり登り概がありました。予想された雨はたいしたことは無く、途中一時間ほど降っただけで、登っている間に空一面青空になってしまいました。七丈小屋の宿泊者は我々のみで、他にテントの2パーティがあっただけ。

 七丈小屋は標高2,400mの位置にあり、登山口の駒ケ岳神社からは7時間かかりました。当日は小屋の管理人は不在でしたが、布団も水も十分に用意してあり、快適な夜を過ごすことができました。宿泊費は布団つきで4,500円。ビールも置いてありロング缶が700円と良心的です。間もなく立派なバイオトイレの工事が終わるようなので、今後の小屋生活はもっと快適になるでしょう。現在のトイレにしても清潔で立派なものです。

 15日は七丈小屋から山頂を往復しましたが、この日は残念ながら晴天とはゆかず、一時雨も降るという生憎なものでした。それでもほんの短い時間でしたが、鳳凰三山や富士山を遠望することができました。折角登った山頂にはほんの2分ほどいただけで、すこし下った岩陰で冷たい風を避けてコーヒーを飲んで下山しました。期待した北岳や仙丈岳の眺めは残念ながら無し。

 この時期はまだ上部には残雪もあって、登山道にも所々残っていました。アイゼンは使わずピッケルで足場を作りながら登りましたが、あと1週間もしたら無くなるでしょう。道の脇にはイワカガミが今一面に咲いています。また山頂近くでは這松の間にキバナシャクナゲも咲いていて、まだ花の少ない今の季節に癒されます。

 山頂を往復してその日の午後2時半に駒ケ岳神社に下山しました。

 写真は八合目御来迎場から見た鳳凰三山です。

 


富士山登山に1,000円の入山料が必要になりそうです。

2013年06月16日 | 登山

 15日付けの新聞に山梨県、静岡県共に今年の夏山シーズンの一時期に、5合目以上に行く人から1,000円の入山料を徴収するという記事がありました。

 今年から富士山の登山者が今まで以上に多くなることは確実で、そのための受け入れ側の対応がどうなるのか、気になるところです。

 登山道の整備、宿泊所、トイレ、駐車場、登山者の事故に対する対応となかなか大変だと思います。

 私など今後はシ-ズン中の富士登山は極力避けて、登山コースも比較的空いているコースからの登山にします。


突然の台風3号来襲で梅雨が復活したようで。

2013年06月12日 | 登山

 まったく困ったものです。予想しなかった台風3号の来襲で、今週末からの登山計画が立ち消えそうな状況になってきました。

 それにしてもこのところ気象庁の予報には振り回されます。なんとかもっと正確な予報をお願いしたいものです。

 しかし今週末の山は何とかなるでしょう。梅雨の雨は比較的冷たくないのと、強烈な雨風にはならないことが多いので、歩く分にはさして支障はないと思います。

 今度の山は甲斐駒ケ岳。黒戸尾根を登る予定です。登山口から山頂までの標高差は2,200mもあって、途中に山小屋は七丈小屋の一軒だけ。標高2,400mの所にあります。

 

 


山遊塾With You7月の案内

2013年06月11日 | 登山

山遊塾With Youの7月の予定です。ウォーキングから本格的登山まで色々あります。

行く先     実行日   ガイド料     集合場所      時間

足和田山    7月4日(木)   8,000円    富士急行河口湖駅      午前9時

日光白根山     7日(日)  15,000円    JR大宮駅マメノ木      午前5時 

御岳山       11日(木)   8,000円    青梅線御岳駅         午前8時 

会津駒ケ岳    14日(日)  25,000円    JR大宮駅マメノ木   14日午前5時

            15日(月)  駒ノ小屋 泊まり

関八州見晴台  18日(木)    8,000円    西武秩父線吾野駅     午前9時

那須岳       20日(土)   25,000円   JR大宮駅マメノ木   20日午前6時

           21日(日)   三斗小屋 泊まり

高水三山     25日(木)    8,000円    青梅線軍畑駅        午前8時

渡良瀬川第5回 27日(土)    3,000円    渡良瀬渓谷鉄道神戸駅  午前9時

谷川白毛門沢  28日(日)   20,000円    JR大宮駅マメノ木     午前5時

榛名相馬岳    29日(月)    8,000円    上越線渋川駅        午前8時

申し込みは☎/FAX048-622-6992 Eメール oku-pag@samba/ocn.ne.jp

 

 

 

    


尾瀬沼を一周しました

2013年06月09日 | 登山

 5月9日三平峠を登って尾瀬沼を一周しました。一日中青空の下を歩いて、今開き始めた水芭蕉を愛でながらの楽しいハイキングでした。これから一週間くらいが尾瀬沼の水芭蕉が綺麗なときです。

 三平峠にはまだ残雪があります。木道が濡れているところは十分気をつけないと滑りやすいので要注意。


日光街道完歩証明証授与を行いました

2013年06月07日 | ウォーキング

 6月8日に山遊塾With You主催「日光街道ウォーク」完歩証明書の授与式が行われました。10名の完歩者がありましたが、諸般の事情から出席できなかった人が4名あり、6名の人が証明書を受け取りました。

 江戸五街道の内四街道が終わって、残りが奥州街道のみとなりました。奥州街道は9月から始まりますが、白河までは毎月1回日帰りで行います。それ以降は毎月1回一泊二日で歩を進めます。


渡良瀬川・大間々から神戸まで走ってみました

2013年06月06日 | 登山

 「渡良瀬川を歩く」のイベント第4回目の下見のため、ロードレーサーで一走りしてきました。通常渡良瀬川といっても、車で122号を走りぬけるか、渡良瀬渓谷鉄道に乗って足尾まで行くかですが、歩きや自転車で渓谷に沿って行くと、渡良瀬川の素晴らしさが良くわかります。ぜひお勧めです。