山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

このクソ暑い日に北秩父の二子山で遊んで来ました。

2019年05月27日 | 登山
 二つの山頂の内の西峰で撮ったものです。とにかくこの日は暑かった。北海道で39度オーバーの気温だったというからさもありなん。と言うことでしょう。


稜線は御覧の通りのヤセ尾根で、石灰岩特有のギザギザ岩。触ったら手が切れそうな包丁の刃みたいな岩もあります。でもこの稜線歩きは最高に楽しいです。


 すぐ目の前には日本百名山のひとつになっている、図体の大きな両神山が良く見えます。


 この白い部分は滑走路ではありません。二子山の隣にあった叶山のなれの果てです。かっては巨大な石灰岩の岩山でしたが、30年ほどの間に無くなってしまいました。ビルや高速道路を造るためのセメント材料に使われてしまったのです。人間の経済活動の犠牲の良い見本です。私の愛する二子山もこうならないことを祈るばかりです。


 この手の岩山は日本の山に於いてはとても貴重です。標高は1100mちょっと。普通であれば稜線まで樹木に覆われて、展望もままならぬ藪山程度の高さですが、この山はれっきとした岩稜歩きの出来る岩山です。フリークライミングのメッカとして人気のある山でもあります。兎に角秩父の山々が今以上に削り取られて行かないことを願うばかりです。


我がさいたま山遊クラブのハイキングで上野原市にある「坪山」に登ってきました。

2019年05月19日 | 登山
 一応この山は奥多摩の山域に入っていると聞いていましたが、自分から見れば中央線沿線の山としか見えません。何しろさいたま市からは大回りして中央線の大野原市から登るのですから、同じ奥多摩でも青梅線で入る奥多摩の山々と同列の山とは思えないほど遠いのです。
 何はともあれ今回5人のメンバーで行ってきました。往復4時間の山登りのために、乗り物に乗っている時間が約2倍というアプローチの長さにガックリきました。やはり埼玉県人の山登りには、奥多摩も北の方や、奥武蔵、日光、谷川岳や尾瀬、上州の山々などが近くて便利です。
 坪山からは三頭山が一番良く見えました。


 坪山の登山口になる飯尾は、綺麗な穏やかな山村で、今爽やかな緑に包まれて一番いいときではないでしょうか。


 下山は郷原の西原小学校前でした。その下山口に近い森には大きな木が多く、頭上を爽やかな緑が蔽い、その木漏れ日の中を気持ちよく歩いて下りました。

さいたま山遊クラブ5月最初の定例山行は谷川連峰の白毛門山でした。

2019年05月07日 | 登山
 今回の定例山行は参加者が少なく、たった3人という寂しさでした。やはり高齢になってくると、まだ雪のある山は敬遠されることが多くなってきます。兎に角連休ももう終わりなので、毎日が日曜日の我々であっても、何となく気は急くものです。
 我が愛車を駆って関越自動車を一直線。土合の白毛門登山口までほぼ2時間ちよっとで到着。何と言ってもこの山のいいところは、車を置いた所が゛そのまま登山口だということ。他の乗り物に乗り換えたり、延々と登山口まで歩かされたりがない。ただし登高距離がたっぷりあってしっかりとしごかれる。同じ谷川岳でもロ-プウェイを使用して登る、天神尾根とは段違いの苦しいコ-スなのです。そのために人気がなく、たとえ日曜日であっても登る人はごく僅かです。


 ほぼ半分登った辺りから雪の上を歩くようになり、慣れた人ならピッケル1本あれば十分であるが、こちらは高齢者。安全第一と早めにアイゼンを装着しての登高。天候は申し分なく気温も同様少々汗をかく程度。


 白毛門山のいい所は、谷川岳東面の眺めの素晴らしさにあって、日本三大岩場の一つ、一ノ倉沢の豪快な岩場を正面に見ることが出来ることでしょう。特にまだ豊富な残雪を纏った山塊の中に、ひときわ黒々と聳え立つ一ノ倉の大岩壁は見ごたえがあります。特に山頂に立てば周囲360度、正に山山々が見渡せて時が経つのも忘れてしまいます。


 山頂でペアで登ってきた若い二人に撮ってもらいました。真ん中が私。両サイドの二人は私より12歳も若いのです。

国指定重要文化財の遠山記念館を見てきました

2019年05月06日 | 日記
 日興証券の創立者・遠山元一が母のために建てたという、素晴らしい純日本家屋です。私の家から車で20分で行ける近い所でありながら、今まで一度も行ったことがありませんでした。
 5月4日仕事で暫くアメリカへ行っていた息子が、久しぶりに顔を見せたので、妻も交えて行って来ました。場所は埼玉県比企郡川島町の少々交通不便な所です。近くを圏央道が走っていますから、車であればそんなに不便は感じないと思います。上の写真は中棟です。一階が書院造りの18畳の大広間になっていて、次の間に飾られた豪華な節句人形に感動しました。また大広間から見る庭の眺めが素晴らしく、あの吉田茂もよく来て眺めていたそうです。


 大広間から見た庭です。正面は大きな一枚のガラス戸になっていますが、この家が建てられた昭和10年当時は、このような大きな一枚ガラスは、日本では造られていなかったので、アメリカから取り寄せたのだそうです。


 この遠山家は東棟、中棟、西棟の三棟で構成されていますが、各棟が渡り廊下で結ばれています。その渡り廊下は全て畳が敷かれているという贅沢さです。


 正面入り口の大きな長屋門です。写ってはいませんが、門の左手前には水連の大きな池があります。花が開く時期に訪れたら良いと思います。建物は使用されている材料が、柱は全て京都の北山杉を始め、建物全てに使われているものが一級の材ばかり。個人の家としては度を越した贅沢ぶりです。また庭も素晴らしいのでじっくりと見て回りました。
 美術館が併設されていますから、そちらも大変貴重なものが展示されていて目の保養になりました。

連休中始めてこども動物自然公園まで行って来ました

2019年05月01日 | 日記
 連休初日から山の遭難が続き、些か暗い気持ちになりました。それも年齢の高い人たちで、しかも単独登山ということでした。私も後期高齢者の仲間に入っているので、高齢者の遭難と聞くと無関心ではいられません。山岳ガイドとしての経験、60歳以上の高齢者を対象にした登山クラブでの経験から、高齢者の指導の難しさは解っているつもりなのですが、如何せんプライドの高い人も多く、安全登山のために登山の「と」から始めようとしてもなかなか大変なのです。
 話がのっけから脱線してしまいました。話は動物園でした。先日ニュースで子供動物自然公園のかわうそが紹介されているのを見て、女房殿と見に行った次第。この動物公園のかわうそ達は、大変元気が良くて一刻もじっとしていない。その中に変わった奴がいて、空洞になった木の株の上から短い枝を投げ込むと、次の瞬間下に回り横に空いた穴に手を突っ込んで枝を取り出す、という作業をやっている。ときに投げ込んだ枝が途中に引っ掛かって取れないこともあり、そのときはもう必死になって頭を突っ込んでみたり、手を肩まで差し込んで撮ろうとしたりと、見ていてとても面白かったです。かわうそはとても遊び好きで可愛い動物です。


 これは横穴から手を突っ込んで中の枝を取ろうと頑張っているところです。


 隣では転がって一人遊びに夢中になっているのもいました。
 令和最初の日で入場者が多く大変賑わっていました。