山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

武蔵嵐山から笛吹峠と鎌倉街道をそぞろ歩いてみました

2018年11月27日 | ウォーキング
 都幾川に架かる学校橋を渡り、源義賢の墓に立ち寄りました。戦国時代や幕末から明治維新にかけての話は、テレビドラマなどで沢山見ることはできますが、室町、鎌倉の時代をメインにしたドラマはほとんど見ることがありません。もっと作ってくれても良いのですが。
 源義賢は木曽義仲の「おとっつあん」です。写真はその義賢のお墓です。一説には奥方のものとも言われていますが。


源義賢の墓から笛吹峠に向かって鎌倉街道を少し南下すると、縁切橋と書かれた大きな表示板があります。その橋はどこにあるのと、周囲を見回してみると確かに小さな橋があります。本当に見過ごしてしまいそうな橋です。坂上田村麻呂が京から面会に来た奥方との縁を切ったゆかりの場所だそうです。


笛吹峠と名のつく峠は全国至る所にありますが、鎌倉街道上道ではこの峠だけです。ここは新田義貞の遺子義宗と宗良親王の連合軍と、足利尊氏軍との最後の決戦場で、最後の陣を張った所です。このとき既に天下は足利尊氏のものになっており、このとき宗良親王は、月明かりの中で笛を吹いたことから、その名が付いたと言われています。今は道も広くなり車が頻繁に行き交う道になっていますが、峠の雰囲気は歴史の匂いが漂っているような峠です。

伊豆半島歩いて一周第5回目下田から妻良までが終わりました。

2018年11月13日 | ウォーキング
 伊豆急下田駅をスタートして136号を南下。多々良浜入口を通過して、田牛入口から田牛漁港手前の竜宮窟に至り、そこのサンドスキー場で昼飯タイム。太平洋の強い風に吹き寄せられた砂が積もって出来た、急斜面が恰好のスキー場になっていて大人も子供も楽しく遊んでいました。


 竜宮窟はサンドスキー場の並びにあって、波によって穿たれた洞窟の天井が抜けて、空が見える面白い場所です。地下道を通って竜宮窟の中に入ることが出来きるので入ってみました。


 石廊崎手前の大崎漁港の船宿・倉の下で泊まりましたが、とても立派な船宿で食事も美味しく、宿の人たちも親切で気持ちの良い一夜を過ごすことができました。写真の左奥に見えるのが船宿・倉の下です。


 大瀬漁港は前面を太平洋の荒波によって削られた岩礁や小島が林立するところにあり、景観に優れた所です。特に夜明けの時刻に浜辺に出ると、朝陽に照された奇岩や岩塔が迫力をもって迫ります。


 南伊豆の見どころは何と言っても石廊崎灯台の切り立った断崖でしょう。荒波の打ち寄せる岩場で磯釣りをやっている人達の勇気に感心します。


 県道16号を東に行くと奥石廊崎展望所があって、鐘のある展望台から見回す景色に感動しました


石廊崎灯台の岩場で釣りをやる人ですが、恐ろしい所で釣りをやっています。

日光滝尾の路を訪ねてみました。

2018年11月04日 | ウォーキング
 車の大渋滞と人が溢れる東照宮前の神橋から逃れて、日光橋から四本竜寺への小道に入ると、今までの喧騒が嘘のように静かになってしまい、我々だけの日光探索になってしまいました。滝尾の路と名付けられた石畳の古道が、稲荷川に沿って女峰山に向かって伸びており、その詰めに白糸の滝があります。滝右側の石段を登り、更に石畳の道を行った先に滝尾神社があります。大変に古く由緒ある神社ですが、森の奥まったところにあるため、訪ねる人は極僅かです。


滝尾神社です。さして大きい神社ではありません。周囲を大きな杉に囲まれているため、少々陰気なところです。


御神木とされる3本の杉が石の鳥居の向こうに立っています。周囲を柵で囲ってあるため傍には行けません。


滝尾神社に向かう石畳の道の両側は大杉の並木になっていますが、この杉並木は日光街道の杉並木よりずっと古いものだそうです。その中でも群を抜いて巨大な杉がありました。傍の女性と比べるとその大きさが判ります。


 滝尾の路途中に勝道上人の墓がありますが、その奥の岸壁の下、窪んだところに古い石像が数体ありますが、そのどれもが厳めしい顔をしています。ここは東照宮の真裏に位置して、しかも徳川家康廟のすぐ後ろだと言われます。


帰路は徳川家光廟に回って、修復後一般に公開された唐門など見て回りました。こちらも混雑する東照宮に較べ参拝者が少なく、ゆっくりと鑑賞することができました。
 何と言っても今回の日光散策は紅葉が素晴らしく良い一日を過ごすことができました。