山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

今月から青梅街道歩きを始めました。

2022年06月19日 | ウォーキング
 6月18日土曜日は一日中曇り。蒸し暑い日でした。東京メトロ丸の内線四谷三丁目で地上に出て、西に向かい四谷四丁目大木戸跡からスタートしました。交差点角に大木戸跡碑がありました。




 交差点を渡ると左に玉川上水水番所碑が立っています。江戸時代にはここに水番所があって、水番が一人いて上水を各所に流したり、水を綺麗にする作業をやっていたということです


 並行する甲州街道は左に地下を走っているので、新宿御苑は左方50メートルほどの所に見えています。


 新宿二丁目まで来ると新宿中心街も真近です。


 新宿駅北側の狭い地下道が旧青梅街道ということになっています。人と自転車しか通れません。ホームレスの人が4~5人まだ寝ていました。夜一人で通るにはあまり気持ちの良い所ではありません。


地下道を出た所が飲兵衛の天国は思い出横丁です。


 思い出横丁を横目に旧青梅街道を進みます。




 新都心歩道橋から空を仰ぐと巨大な高層ビルのオンパレード。私のような田舎者にはまるで別世界で、宇宙人でも現れるんじゃないかとまったく落ち着きません。




 高層ビルの谷間に鬼子母神を奉る小さな神社が現れました。朝からお参りに来る人がいます。青梅街道沿いは神社が多いことに気が付きました。


ビルの奥まった路地の先に肩身の狭そうに成子天神社がうずくまっていました。




 神田川に架かる淀橋には謂れがあって、その説明が脇の看板にあります。なんぞその昔大金持ちがこの橋の下に大金を埋めたそうで、その作業を行った人、皆を殺して埋めてしまったという恐ろしい所です。


 些か歩き疲れて杉並区役所前のベンチに座り込みました。まだまだ先は長いのですが、近ごろ体力が落ちて来て長時間の歩きがきつくなってきました。ベンチ前にはダンスに興じる二人の男女の銅像がありました。


 JR中央線を跨ぐ天沼橋を渡ります。






 10時50分やっと井草八幡に着きました。結構知られた神社でもあるし、素通りするにはもったいないので立ち寄ってみました。なかなか立派な神社でした。ここの駐車場で暫く腰を下ろして足を休ませてあげました。


 善福寺池へ行く分岐に江戸向地蔵がありました。青梅街道はこうしてみると見るべきものが結構あります。


 東伏見四丁目交差点の五日市街道分岐に架かる歩道橋を渡ります。




 四丁目交差点から少し歩くと右に伏見稲荷が現れましたので、ここでも寄り道をして大金が転がり込んで来るようにお願いしておきました。なかなか立派で大きな神社です。




 田無町一丁目交差点を左折すると、大きくて立派な総持寺が現れました。ここも本当は寄りたかった場所でしたが、帰宅時間を考えると遅くなりそうなので割愛しました。




 西武新宿線の踏切を過ぎた所に「小平ふるさと村」がありましたので、休憩がてらに立ち寄ってみました。メインは小山家住宅や旧小平小川家郵便局建物などでしょう。このふるさと村内での飲食は不可とありましたので、短時間の休憩のみで外に出ました。


 小平市には今も古い懐かしい郵便ポストが市内に沢山残っているそうで、現に私が歩いている道脇にもそのポストが立っていました。


 午後3時10分今回の目的地である武蔵野線新小平駅に着きました。一日中どんよりとした曇り空の下、蒸し暑さに大汗をかきながら歩きましたが、それでもカンカン照りの中を歩くよりは良かったと、空いている電車に乗ってわが家に戻りました。次回は7月半ばに新小平から先を歩く予定です。















山遊荒川倶楽部の第223回目のウォーキングは八王子に残る絹の道を歩くでした。

2022年06月09日 | ウォーキング
 集合は京王線京王片倉駅で、そこを午前10時にスタートして片倉城址公園に向かいました。


 湯殿川を渡ってすぐの所が片倉城址公園で、まず菖蒲園の中を歩いて行きます。


 城址公園を過ぎてJR片倉駅を通り抜けて日本文化大へ向かいます。このころになると気温が上がり、坂道の多い道に息も上がってしまい、文化大正門の大きな木陰で早速大休止の情けない状況と相成ってしまいました。


 片倉台の住宅街は坂道が多く、ここでも片倉高校近くの木陰でまたまた大休止。兎に角登りの多いコースです。そしてとどめが八王子バイパスからの長い階段。これは我々年寄りにはこたえます。


 登りついた所が大塚山公園の一端で、振り返ると京王片倉駅側が良く見渡せます。


 舗装道路から解放されて歩く土の道は快適で、間もなく絹の道は道了堂跡に着きました。八王子絹の道というのはここから約1キロほどの短い区間です。


 その少しだけ残った絹の道を下って行きます。鍋の底を歩くようで足元はゴロゴロした丸石のため少々歩きずらい。




 舗装道路に出た所に絹の道入り口の案内があり三つの石塔が立っています。この間に道了堂へ向かう数人の人たちとすれ違いました。


絹の道入り口から少し下った所に絹の道資料館がありまして、丁度お昼の時間でもあり立ち寄ってみました。


 資料館入り口です。ここは鑓水商人,八木下要右衛門の屋敷跡でそこに絹の資料館が建てられています。






 中はこのように絹関係の物が展示されています。


 絹の道を下り切ったところが御殿橋で八王子道道標が立っています。御殿橋は渡らずに川に沿って左に行くと嫁入橋で、そこを渡って鑓水公園に向かいました。


 右に当時の養蚕農家であった小泉家の茅葺の大きな屋敷が現れました。中には入って見ることはできませんでした。




 坂道を営々と登り鑓水小山給水所が見えるところから、小山内裏公園入口の階段前に着きました。兎に角登ることばかりで些か疲れます。




 小山内裏公園には立派な広い戦車道が走っています。第二次世界大戦が終るまで戦車のテスト走行に使用された道だそうです。後は京王線多摩境駅まで降りて帰って来ました。歩行距離はたった8キロでしたが、登り坂が多くてくたびれました。