山遊塾With You

ハイキングやウォーキングの紀行、感想など。
気の向くままに歩いています。

中山道ウォークは中間点に達しました。

2014年07月28日 | ウォーキング

 7月26日我々は旧中山道の丁度真ん中に到達しました。日本橋から268kmを歩いてきたことになります。中間点には中間点の標木が立っており、後方には中央アルプス駒ケ岳が聳える所です。

 先月奈良井宿に着き、今回その奈良井宿から須原宿まで歩きました。その中間の木曾福島で泊まる予定が、27日に行われる全国中学校の相撲大会が栗本の相撲会場で行われるために、全ての宿が満員となってしまい、止む無く薮原まで戻って泊まるはめになってしまいました。

 第一日目は奈良井宿からいきなり鳥居峠を越す山登りに始まり、あとはクソ暑い中を延々と木曾福島まで歩きました。途中宮ノ越は木曾義仲にまつわる逸話が多く残され、まさに木曾義仲一色の宿場町という印象でした。

 今回は須原宿までとし、来月は妻籠、馬籠と歩いて中津川まで行く予定です。一緒に歩いてみたいと思う方は、山遊塾With Youの奥薗氏までご連絡下さい。☎/FAX 048-622-6992

 写真は原野の中山道中間点でのスナップです。JR中央線原野駅から近い所にあります。

 

 


新穂高温泉・穂高平小屋の黒檜風呂は最高

2014年07月22日 | 登山

 新穂高温泉から槍ヶ岳へ向う途中に穂高平小屋があって、そこの風呂が大変な優れもの。直径2m近くもある黒檜を輪切りにして、その中をくり貫いて作ってあります。チンケな檜風呂など問題になりません。その野趣溢れる豪快な湯船に浸っていると、本当に天国にいるような気分になります。

 洗い場から外を見ると、鬱蒼とした森の木立を縫って流れる霧が幻想的で、宮崎駿映画のもののけ姫でも現れて来そうな、そんな感じのするひと時でした。写真がそのお風呂です。

 新穂高温泉は少々遠いですが、温泉もいいけど穂高平小屋の黒檜風呂はもっといいです。

 一泊二食付き8,000円。山の田舎料理ですが心のこもった料理です。物音ひとつしない静寂な一夜が楽しめます。


北アルプス槍ヶ岳に登ってきました

2014年07月22日 | 登山

 今月21日から23日にかけて北アルプス槍ヶ岳に登ってきました。生憎の天気で槍ヶ岳頂上に登っても何も見えず。ましてカミナリまで鳴る始末で、こんなときの山登りなんて少しも面白くありません。

 残雪はまだまだ多くて槍沢大曲からずっと続いています。アイゼンは必要です。

 現在咲いている高山植物は、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、イワカガミなどがメインです。

 梅雨も明けたのでこれからが登山本番です。

 写真は槍沢上部の雪渓を登っているところです。


風雨の中を谷川岳に登りました

2014年07月15日 | 登山

 7月13日の谷川岳は濃い霧と稜線の強風と雨で大変でした。でもこんな日でも我々以外に登っている人の多いこと。山頂近くにある肩の小屋は登山者で大混雑。

 我々さいたま山遊クラブ9名は、肩の小屋に着いて一休みした後、トマの耳を往復すべく小屋を出たところ、山頂行きに加わったのはたったの4名。なんと嘆かわしい。登り5分、下り3分の行程なのに。

 さいたま山遊クラブは、シニアのための山岳会として、高齢者の山岳事故を無くす目的で設立された会ですが、それ故にどのような状況下で事故は起きるのかを、それに近い悪い状況下で身をもって知っておくことが大事と、安全を十分考慮した上でこの谷川岳登山を実行したのに、風が強いから嫌だとか、雨が強いから嫌だとか言っているようでは、今後の安全登山を目指す者の資格は無いのでは。危険は高齢者に優しくあるものではなく、むしろ逆なのだから。

 山岳遭難はどのような場所でも起きるもの。安全地帯など無いと思わなくてはならない。遊びとしてはもっともリスクの高いものなのに、その危険とは何なのかを本気になって勉強しようとしないことが実に悲しい。

 近年の登山ブームを煽るような本の類が沢山書店にも並んでいますが、本当に山の危険性を言っているガイドブックなど無いのでは。そのどれもが山登りは楽しい、お花が綺麗、山小屋はパラダイスといった、写真入の華やかなものばかり。

 いつも言っていることは、救急車が入って来ることができない所は、たとえ100m足らずの山であっても、そこは危険地帯なのだと。3000mの北アルプスも奥武蔵の山も危険度は同じなんです。

 今回は夏山とはいえ、雨に叩かれ風に吹かれることが、どれほど危険なことかが体で理解できとものと思います。

 写真は谷川岳(トマの耳)の山頂で撮ったものです。深いガスで何も見えません。

 

 


秩父札所の16番から23番を又回ってきました。

2014年07月08日 | ウォーキング

 秩父札所は今年午年の御開帳になっており、いつもの年より巡礼者が多いのですが、今回我々が回った7月5日は生憎の曇り空で、しかも時折霧雨も混じる生憎の天候だったため、ほとんど人が見当たらず、予想外の静かな巡礼日でした。

 今回の参加者は13名でしたが、皆さんお年を召した方ばかりなので、歩行スピードが上がらず、しかも21番から23番への江戸の巡礼古道は、長尾根の上まで登る山道なので、本当に死にそうな雰囲気でした。さらに23番から22番童子堂への急な下りで、膝が痛くなったの、筋肉が痛いのと、まあうるさいこと。

 帰りのコースにある秩父公園橋、別名ハープ橋を渡るときは、皆さん鼻歌混じりでご機嫌な足取りでした。とにかく雨も本格的に降るようなこともなく、お昼の弁当も長尾根の上で、秩父の町を見下ろしながら楽しく食すことが出来ました。

 次回はずっと先の12月になります。震えながら24番法泉寺から歩きます。写真は16番西光寺で撮ったものです。


旧中山道ウォークは奈良井宿に到着しました

2014年07月04日 | ウォーキング

 6月28日、29日と中山道は下諏訪宿から塩尻峠を経て洗馬宿に一泊し、さらに日出塩宿、贄川宿と歩いて奈良井宿まで歩きました。

 28日は一日中曇り空。お陰で大汗もかかず快適に歩くことができ助かりました。立派な今井家茶屋本陣を鑑賞して、胸突き八丁の塩尻峠はちょっと辛かった。

 峠からどんどん下って塩尻宿を通過。ほぼ完全な形で現存する平出の一里塚を見て、洗馬宿まで歩いて民宿「千倉」に宿をとりました。

 洗馬から中山道は両側から山が迫り、谷間を進んで本山宿、日出塩宿、そして桜沢からいよいよ木曾路となり、贄川から桃岡の宿場を通過して、木曾平沢の宿場に入ると、両側にはほとんど漆器を売る店や、漆塗りの工房が建ち並び独特の雰囲気をかもし出しています。

 平沢から奈良井宿までは僅か2kmで到着。時間もあったので、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、奈良井宿の見物を楽しみました。駅に戻る途中立ち寄った蕎麦屋さんが、元脇本陣だったところで、島崎藤村も泊まったそうで、囲炉裏端で談笑する写真がありました。

 2日目は一日中青空が広がる気持ちの良い日で、気分良く歩くことができました。