横瀬駅からちょいと奮発してタクシーを使い、武甲山表登山口の生川まで行き、そこから妻坂峠経由で大持、子持山と縦走してシラジクボから生川に下って来ました。登山口の駐車場は満杯で、収まり切れないマイカーは林道脇にズラーッと並んでいました。武甲山もこんなに人が登るとは知りませんでした。武甲山登山でこんなに沢山の車を見たのは初めてです。
武甲山は昔から信仰の山として崇められてきたのですが、戦後石灰石の採掘で標高もかっては1336mあったものが、現在は41mも低くなって1295mになっています。正に名山消ゆであります。今や隣の大持山と肩を並べる高さになってしまいました。生川の表登山道入り口の鳥居には、物凄い形相をした狛犬が睨みを利かしています。武甲御岳神社の狛犬はオオカミです。
大持山の山頂は狭いのです。更に眺望も悪く、山頂のグレードでいけば5段階中3の下というところ。でも我々はここで昼の休憩をとりました。天気の方も予想より悪く、ずっと曇りでした。しかしこの時期が素晴らしいのは、何と言っても木々の透き通るような緑です。
子持山から見た武甲山です。大持、子持山の縦走路は適度に岩場も出て来る、変化のあるコースです。現在の奥武蔵の稜線は車が走り回っていて、残された自然のままの稜線はこの大持、子持の稜線くらいと言ってもいいくらいです。